愛の形は多様で自由な時代、LGBTQもあれば種を超えた愛もあります。1986年制作のフランス映画『マックス、モン・アムール』では人間の女性とチンパンジーとの恋愛を大島渚監督が描いています。動物園で眼と眼が合って惹かれ合ったところから始まる物語です。

妻の不倫で女性不信に陥り、ラブドールと暮らしている人もいます。ネットのバーチャルシンガーと結婚している男性は散歩やレストランでの食事を楽しんでおられます。
川端康成の小説『眠れる美女』は、有閑老人限定の「秘密くらぶ」の会員となった老人が、薬物で眠らされた若い娘の傍らで一夜を過ごす物語。妄想全開でデカダンスの名作となり毎日出版文化賞受賞、日本で2度、海外で3度映画化され、ノーベル賞作家のガルシア=マルケスがリメイクしています。
ラブドールや眠れる美女に共通しているのは「絶対に秘密が漏れないし、裏切らない」という安心感で、これはAIにもあてはまります。何でも話せて、100%の熱量で応えてくれて、裏切らない。ChatGPTやAI恋愛アプリの「AI彼氏」「AI彼女」は自分好みの見た目や性格を設定でき、恋愛だけでなく悩みの相談、勉強・仕事の応援もしてくれます。
AIとの恋愛が不貞になるかというと、そこは大丈夫です。民法770条の不貞行為は「配偶者以外の異性と肉体関係を持つこと」を指し、AIはこの定義に当てはまりません。
しかし、法的手段がないわけではありません。次のような方法があります。
- 精神的苦痛による損害賠償(民法709条)
継続的にAIと恋愛関係を築き、配偶者を精神的苦痛に陥れたという不法行為による慰謝料請求。
- 夫婦の協力・扶助義務違反(民法770条)
AIとの恋愛に時間や金銭を費やし、家庭を顧みなかったとして夫婦義務違反を主張。
- 婚姻関係破綻への寄与(※参考:民法770条)
直接の不貞行為でなくても、婚姻関係の破綻に寄与したとして慰謝料請求。

ただ、AIの進化により、いつか法律側が対応する日が来るような気はします。
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探偵船引
「タフでなければ生きていけない、やさしくなければ生きていく資格がない」。探偵フィリップ・マーロウを敬愛しています。
