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李下に冠を正さず、人妻に45センチ接近せず

テレビドラマで、男性が人妻とベンチに座る場面がありました。二人はくっつくように並んでいました。撮影の都合でしょうが、現実社会では少なくとも45センチは離れていないと不倫が疑われ、夫から夫婦関係破綻の訴訟を起こされるリスクがあり得ます。

「不倫関係がない」ことの証明は困難で「悪魔の証明」と言われています。身に覚えがないのに浮気をしたと疑われた場合の対処方法は

・まず冷静に「誤解を招いた行動」を謝罪します。

・スマホの中身を見せて、相手がただの知人であることを示します。

・「あなた以外は、眼中にはない」と伝えます。

 

濃厚な疑いを跳ね返した強者もいます。経緯は下記です。

・若奥様Yは、夫Aが会社に行った後、セールスに来たXに心がひかれるようになった。

・Yは、生真面目な夫Aが嫌になってきており、Xに「明日にでも家を出たい」と相談した。

・Xは、翌日、トラックにYの荷物を積み込み、Yを自宅に連れ帰った。

・XはYに生活費として10万円を渡した。

・Aが帰宅するとYからの「私を忘れて」という置手紙があり、愕然とした。

・Aは探偵会社に依頼してXとYの関係を知った。

・Aは、夫婦関係が破綻したのはXが原因であるとして、Xを相手に損害賠償訴訟を提起した。

・判決はXに賠償責任はないとした。(昭和49年3月19日 東京地裁)

男女関係が色濃く疑われながらも、Xに責任がないとされた理由は、Yの意思が強固で、Xの教唆がないと判断されたからだそうです。

45センチの距離は、パーソナルスペース(個人空間)において「密接距離」と呼ばれています。身体に触れたり抱擁したりできる非常に親密な間柄である家族、恋人、親友だけに許される距離です。「李下(りか)に冠を正さず」は、李(すもも)の木の下で冠を直すと実を盗むように見えるため、やってはいけないという戒めです。同じく「人妻に45センチ接近せず」「人妻は45センチ寄せ付けず」を覚えておいていただくと浮気の冤罪回避に役立つと思われます。

証拠収集のご相談はガルエージェンシーへ。

 

探偵船引
「タフでなければ生きていけない、やさしくなければ生きていく資格がない」。探偵フィリップ・マーロウを敬愛しています。

 

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