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一盗二婢三妾、「嫁」にそそられる理由とは?

大河小説『華麗なる一族』(山崎豊子)の主人公、関西金融界の雄・万俵大介は、妻・寧子(やすこ)と愛人を同居させ、交互に寝室に呼ぶという乱れた生活をしていました。

ある日、寧子は入浴中に夫の父親・敬介に入ってこられて、気絶しました。

大介は、息子の鉄平がそのときの敬介の子ではないかと疑い、鉄平に冷酷な仕打ちを続けます……。

「一盗二婢三妾(いっとうにひさんしょう)」という言葉があります。男がそそられる女性という、男の身勝手なランキングです。

・一盗:人妻

・二婢:下女、家政婦など身分的に下の女性

・三妾:愛人

 

万俵大介と逆で、血がつながらない我が子に愛情があるYに、DNA鑑定で親子ではないと判明しても、親子関係を認めた最高裁判例があります。

■概要

Y(戸籍上の父) X(嫡出子) 甲(実母) 乙(実父)

・平成20年、乙は「一盗」である人妻・甲と不倫関係になった。

・平成21年、Yの妻・甲は乙の子を妊娠し、Xを出産した。

・YはXが乙の子と知ったが、甲と婚姻中であり嫡出子(法律上の夫婦の子)として、Xの出生届出をし、自らの子として監護養育をした。

・平成22年、Yと甲は協議離婚をした。

・平成23年、甲はYに対し、親子関係不存在確認訴訟を提起した。

・DNA鑑定では、乙がXの生物学上の父である確率は99.999998%だった。

■判示事項

「生物学上の父子関係が認められないことが明らかであっても(中略)嫡出の推定が及ばなくなるとはいえず(中略)父子関係が不存在とはいえない」(平26年7月17日 最高裁)。

1審、2審はYの敗訴でしたが、最高裁はYの逆転勝訴としました。Yの言い分は次のようなものでした。

「血縁はなくても生まれた時から接してきた子には父親としての愛情がある」。

最高裁はこの言い分を評価したと思われます。

 

『華麗なる一族』の万俵大介は、Yとは違って長男鉄平に愛情を持てませんでした。もちろん父親・啓介が悪いのですが、魔がさしたのでしょう。

一盗二婢三妾、「嫁」はこの「一」と「二」、二つもあてはまります。「嫁」の皆さんは、夫の父親がどれほど倫理的な人に見えても、最大限の警戒をお願いします。

 

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探偵船引
「タフでなければ生きていけない、やさしくなければ生きていく資格がない」。探偵フィリップ・マーロウを敬愛しています。

 

 

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