夏目漱石の小説『三四郎』の冒頭に肉食系逆ナンパ人妻が登場します。大学に入るために東京に向かう汽車の中で、三四郎は『顔だちが上等』である人妻から声をかけられます。途中下車した名古屋で、人妻は同じ宿に泊まりたいと、ついてきます。宿では、二人連れと誤解され、女中がダブルの布団を敷いてしまいます。

三四郎が風呂に入ると、人妻が帯を解いて入ってきます。部屋に戻ると人妻は蚊帳のなか、ダブルの布団でじっとしています。何事もないまま夜が明けて、宿を出て、別れ際に人妻は三四郎の顔をじっと眺めて「あなたはよっぽど度胸のないかたですね」と言って、にやりと笑いました。三四郎の行動、これでよかったと思いますか?
映画『トゥルー・ロマンス』では、本屋で働く男が誕生日の夜、女性と知り合い、恋に落ちて翌日、結婚します。女性のヒモを成り行きで殺してしまい、警察とマフィアに追われます。実は、その女性は、本屋のオーナーが誕生プレゼントとしてサプライズで贈ったコールガールでした。しかし、二人の恋はタイトル通りの純愛でした。
38歳妻子持ちの男が女子高生とホテルから出たところで逮捕されながら、無罪となりました。
・Xは38歳で妻と中学生の娘がいるファミレスの店長です。女子高生Yをアルバイトとして採用しました。
・Yは仕事でミスを連発、Xは落ち込んでいるYを優しくなぐさめました。
・Yは両親が離婚しており、Xを父親のように感じて、バイトを辞める日、Xにネクタイをプレゼントしました。
・XとYがホテルから出たところでXは逮捕されました。警察は、Xが上司であることを利用してYに関係を迫ったとして、青少年保護育成条例違反で送検しました。
・Xは、Yは恋人であり、遊びではなく、結婚するつもりだと主張しました。
・Xは無罪となりました。(平成19年5月23日 名古屋簡裁)

無罪となったポイントは2点です。
・Yは、Xに妻子がいることを承知したうえで関係を持ったと証言。
・Yは、何度もデートを繰り返してから男女関係に進んだと証言。
裁判所は「二人は恋愛感情に基づいて関係を持ったものである」とXに無罪を言い渡しました。
いつの時代も、女性の愛が男を救います。
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探偵船引
「タフでなければ生きていけない、やさしくなければ生きていく資格がない」。探偵フィリップ・マーロウを敬愛しています。
