
皆さん、ついにこの時が来ました。「名古屋は行くところがない」、「魅力がない街ナンバーワン」などと散々揶揄されていたのは、もはや過去の話です。
森記念財団が発表した「2026年版日本の都市特性評価」(全国136都市対象)において、なんと名古屋市が総合ランキング堂々の2位に輝きました。
しかも詳細のデータを見ると、「研究・開発」と「生活・居住」の2部門でトップを獲得するという無双っぷり。これには「いやいや、昔から住みやすさの評判だけは良かったよ」と深く頷く地元民も多いはずです。東京や大阪などの他都市と比べて家賃相場はお手頃で、道路も広く交通の利便性が非常に高い。「名古屋は観光で訪れる街ではなく、生活する街である」とは、古くから語り継がれてきた真理でした。
裏を返せば、例の魅力のなさは単に観光地が少ないだけだったのです。観光客の目を気にせず、ひたすら住民の生活パラメーターに全振りした結果が、今回の快挙に繋がったと言えるでしょう。
とはいえ、個人的にはツッコミどころもいくつか残っています。「殺人的な夏の酷暑」、「頑なに名古屋駅へ接続しない名城線」、そして他県民を恐怖に陥れる初見殺しの「基幹バスレーン」です。この3つは間違いなく名古屋の欠点でしょう。しかし、逆に言えばそれ以外に致命的な欠点が存在しないのもまた事実です。
この件について名古屋市に「かつて『魅力がない街』と散々言われていたことに対し、今回の総合2位という結果を、市としてはドヤ顔で受け止めているのでしょうか?」と問い合わせたところ、「ドヤ顔というわけではないが、3年連続で2位という評価をもらっていることについてはありがたく思っている。」とのこと。
観光地としての面白みは薄いかもしれませんが、最強の実用都市として我が道を突き進む名古屋。今後、どこまで独自の進化を遂げるのか目が離せません。

探偵華盛頓
政局・政治・選挙ウォッチャーを10年近く務めています。
