●更新日 05/13●

呪 -第二回-


とても興味深いモノでありながらも、あまりの内容の濃さから前回はあっちの方→→→に追いやってしまっていた"丑の刻参り"。今回はその詳細に触れてみたいと思います。


今では恐ろしい姿形が定着してしまっている"丑の刻参り"ですが、元々は丑の刻(午前1〜3時)にお参りする事に対して、もっと広い意味で使われていた言葉でした。

真夜中の人気の無い神社に通い、熱心に祈り願う事によって、望みを叶えてもらおうというただそれだけのモノだったのですが、古典文学の中に丑の刻に行う呪いの姿が描写されてから、それは深い恨み・妬みの呪いの方法として人々の中に浸透していく事となりました。


ではでは早速その方法を。細部は文献によって違ったりするのですが、今回はいたってシンプルな方法を。

もし、これを見て実際にやってみようと思ってしまった方、人を呪う時はその呪いが自分に返されてしまったりするので、くれぐれも気をつけて下さいね 。自己責任でね(


下準備

藁人形を用意する。出来る事ならば自分で作ると良い。頭部・腹部・手足に呪いをかける対象者の髪か爪を入れておくとさらに良い。

金鎚と釘を用意する。五寸釘で古い物であると良い。

白装束と数珠を用意する。化粧は顔は真っ白に塗り、唇は真っ赤に塗る。

足元は下駄だったりワラジだったり様々なのですが、、、下駄→見つかった時に逃げにくい。ワラジ→ちくちくして痛い。そんな事言ってたら何も出来ませんがね

頭に蝋燭は見た目がかなり良いのですが、蝋が垂れてきて大変なので無しの方向で。


本番

丑の刻に神社へ。誰にも見られないように七日間通う。

藁人形を境内の御神木に。痛めつけたい部位に向かって、金鎚で釘を思いっきり打ち付ける。釘を打ち込む際には死ねだとか恐ろしい言葉を吐きまくって下さい。



埼玉にある本物の廃寺でやってきました



拡大


上の画像、実際に人気の無い神社・・・が無かったのでお寺でやってしまいましたが、帰ってきてから小さな異変がありました。

妙に胃が痛かったり気持ち悪かったり、、、そう言えば藁人形に釘を打ち込んだ部位が、心臓よりも胃に近いような気がしたり。

もしや呪い返しされたのでしょうか(誰にだよ

それよりも、この勉強の為に呪いに関する本を持ち歩いていたのですが、その本を入れたバッグを置いてその場からちょっと離れて、またそこに戻ってきた時の事。目に入ってきた光景。

横にしてあった筈のその本が勝手に立っていました。堂々とその姿をバッグからのぞかせて。

まるで私を出迎えるように。



こんなん出ましたけど。



探偵ファイル



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