●更新日 12/22●
虹の大橋
神奈川県愛甲郡清川村に建設され、神奈川県の水源を守る宮ヶ瀬ダム。
そのダム湖の西側を縦断するように架けられた橋、虹の大橋。
この橋は、ダムの運用が開始される前、幾人も身を投げたと言われる自殺の名所である。
その為、現在では心霊スポットとして名を馳せている。
橋を歩いて渡ると、幽霊を見る、心霊写真が撮れる、何かに足を引っ張られる等、周辺住民によれば様々な心霊現象が起こるのだという。
霊感が強い2名の被験者を連れ、橋を歩いて行く事に。
橋には等間隔に電灯が設置され、道を明るく照らしており、落下防止の為か自殺防止の為か分からないが、両側を高さ2メートル程の柵が囲んでいる。
しかし、1カ所だけ電灯が切れている部分がある。
暗闇による本能的な恐怖、だけでなく何か重苦しい雰囲気が漂っている。
次の電灯まで遠く感じる。
橋を渡りきり、柵の切れた場所から湖を見下ろすと、まるで吸い込まれそうな感覚に陥る。
車に戻る為、橋を引き返す。
一刻も早くこの場を離れたかった。
橋から離れた後、被験者に感想を聞いた。
車を降りた瞬間から体が重かった。
歩道自体は平坦だが、歩いてみると何かに引っ張られる感じ。
あまり柵に近づきたくなかったので道路側を歩こうと思ったが、何故か体がどんどんと柵に近づいていった。
昼は普通の観光スポットだが、夜になると一変して心霊スポットになる。
行くのは観光だけに止めておきたい場所である。
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