●更新日 08/17●
三千人塚
東京都府中市にある三千人塚。
ここは江戸時代より、1333年の分倍河原合戦の戦死者3000人を埋葬した塚と伝えられてきた場所。
しかし、後に板碑から、合戦以前にあたる康元元年(1256年)の年号が発見され、
謎の多いところでもある。
この三千人塚のまわりの住居では、数々の心霊現象が起こるという噂がある。
いったい何が起こるのだろうか・・・
深夜になるのを待って、現地へ向かった。
この辺りは街灯も少なく、道が入り組んでいる為、場所がわかりにくい・・・
深夜の為、人影もほとんどないが、たまたま歩いていた地元の男性を発見。
道を尋ねると、偶然にも三千人塚の目の前のアパートに住んでいるという。
彼の体験談を聞きながら、三千人塚まで案内してもらった。
彼によると、
引っ越してきた当時、眠りにつくと鎧兜をまとった傷だらけの落ち武者が
刀を振りかざしながら追いかけてくる夢をよく見たそうだ。
それが、霊の仕業かどうかはわからないが、何度も同じ夢にうなされていたという。
現地へ到着。
彼のあまりにもリアルな話し振りが、ただでさえ不気味な、心霊スポット独特の空気に拍車をかける・・・
そして、これが案内してくれた人の住んでいるアパートだ。
このアパートの他の住民も同じ夢を見てしまうのか、人の出入りが激しいそうだ。
彼は、ここに住んで5年、最近やっと夢を見ることはなくなったが、
今でも、かなしばりにあってしまうそうだ・・・
島 雷鹿
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