茨城県水戸市のJR水戸駅で1月30日、通行人4人が男に殴られるなどしてけがをした傷害事件で、茨城県警は2月1日、同県つくば市に住む無職の男(45)を逮捕しました。県警によると、男は事件のあった日の午後6時10分頃、駅北口ロータリーで市内のパート従業員女性(44)の顔面を右手で殴るなどし、口を切る全治不詳のけがを負わせた疑い。現場では17~59歳の男女4人が殴られるなどして重軽傷を負っており、再逮捕の続報が予想されます。

バス待ちの人々を無差別に襲う通り魔的な犯行。1年前の2025年の1月、JR長野駅前のバス停で46歳(当時)の男が刃物で男女3人を襲い1人が亡くなる事件が発生、回顧ニュースが報道されたばかりでした。
無職の中年男が重大事件を起こすと、インターネットでは「無敵の人」と呼ばれます。職無し家族無し貯金無し(借金がある場合も)、失うものが無いからためらわず犯罪に走る人間、という意味で、求職中の独身中高年男性にはいささか迷惑なレッテル貼りです。ただし、不特定多数の人が集まる場所を狙う「ソフトターゲット」と呼ばれるテロ行為が、誰の身にも起こり得るという事実からは、目を背けられません。
ところで、水戸市の事件で容疑者が逮捕された直後から、SNSではこの男が住むつくば市の住人を名乗る複数の人から目撃情報が寄せられています。要約すると、よく似た男が自転車で危険な蛇行運転などを繰り返していたとのことです。ドライブレコーダーで撮影したらしき画像と逮捕時の容疑者の画像がアップされ、風貌は確かに似ています。男の住所と犯行現場は60キロ近く離れており、自転車で移動したのか、現場近くで盗んだのか、話題となっています。

自転車による危険運転というと、2024年、道交法違反(あおり運転)の容疑で千葉県柏市の無職男(38)が逮捕される事件が記憶に新しいところ。やれやれ、また無職の中年男性ですか…。SNSで噂の人物が、今回の容疑者と同一人物かはまだ不明ですが、ソフトターゲットを避けるには、フラフラ走る自転車のオジサンを見たら、即去るのが有効かもしれません。

探偵アネマ
もと新聞記者。多様化社会の事件事故ウォッチャー。
