日本一TVに出る八百屋の社長さんに会いに行きました。
私「自伝本読みました。面白かったです。」
社長「ありがとうございます、ありがとうございます。」
私「今、店内お客さん多いですけど最初は客来なかったそうですね。」
社長「本当に一人も来なかったんです。」
私「それで大根1本を10円で売る事にしたんですよね?」
社長「そうです。そうです。あと1年で閉めると決めてヤケになってました。」
私「大根1本10円で売ったらモチロン赤字ですよね?」
社長「モチロンです。それでお客さんに来てもらって」
それが功を奏して客が集まり出して「この店は新鮮な野菜がいっぱいある」の口コミで徐々に客が増えていったそうです。
で!読者の皆さんに質問です。近所のスーパーで大根1本10円で売ってたとしてその大根1本だけ買えますか?やっぱ恥ずかしくないですか?
周りの客からレジの店員から「やだ、この人・・大根だけ・・」とどうしても変な目で見られる、と思いませんか?
では他の商品も……と考えてしまうのが人間心理。
ギブ・アンド・テイク(損して得とれ)
の商法なんですね。人間の羞恥心を利用する訳です。また逸話でソフトバンクの孫社長も子供時代にこの商法を父親に提案した事があるそうです。
孫社長の父親が喫茶店を経営していたのですが何分、立地が悪くあまり客が来なかったそうです。父親が孫社長に問いました。
「正義、どうすれば客は来るとね?」
「コーヒーをただで配ったらどうね?みんな飲みにくるばい。」
コーヒー1杯無料券を街行く人に配ったそうです。
そしたら客は来ました。そして働く人間心理。
「やだ、この人ただのコーヒーだけ・・」
当然のように他のトーストやケーキも注文してくれたそうです。
多少の利幅を乗せて・・孫氏は「無料」で集めたお客さんに対して別の商品を売って利益を上げました。つまり、「集客商品」と「収益商品」の役割の違う2種類の商品を売るという「仕組み」を作ったんです。
子供時代から「商才」はあったんですね。

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