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SNSで誘導・キャッチ規制でぼったくり複雑化へ

東京・新宿・歌舞伎町では、かつて問題視されていた路上キャッチの姿が以前より減少しています。警察による摘発強化や巡回の増加により、目に見える形での客引きは確かに抑制されつつあります。

しかし現場の関係者の間では、「キャッチが消えたのではなく、場所と方法が変わっただけ」という認識が広がっています。

現在主流となっているのは、SNSを起点とした誘導型の手法です。InstagramやX(旧Twitter)、マッチングアプリなどを通じて接触し、オンライン上で関係性を構築したうえで店舗へ誘導する流れが一般化しています。

歌舞伎町周辺で実際にキャッチをしてる男性は、匿名を条件にこう話します。

「今は路上で声かけるのはリスク高いのでやらないです。SNSで軽く話して、何日かやり取りしてから“飲みに行こう”って自然に流す感じですね。いきなり店は誘わないです」

別の現役キャッチの男性も現場の変化について次のように証言しています。

「昔みたいに1対1でやる感じじゃないです。裏でアカウントを複数動かして、反応いい人を拾う。今はキャッチというより“ネット営業”に近いですね」

このように現在の特徴は、路上での偶発的な声かけではなく、オンライン上で作られた関係性を入口とする点にあります。

初期段階では雑談や軽い交流を重ね、警戒心を下げたうえで「軽く飲むだけ」「短時間だけ」といった曖昧な合意を積み重ねるケースが多く見られます。その結果、利用者側が全体像を把握しないまま店舗に入る構造になりやすいのが実情です。

一方で、表立った違法キャッチは減少しているため、問題は「目に見える客引き」から「関係性を利用した誘導」へと移っています。

歌舞伎町は今も日本最大級の歓楽街ですが、その構造はより複雑化しています。路上での単純な勧誘ではなく、SNS上で構築された関係性が現実の店舗へ接続されることで、見えにくい形のトラブルが生まれているのが現在の特徴です。

つまり現在の課題は、目の前のキャッチではなく、オンラインを起点とした“誘導の構造そのもの”にあると言えるでしょう。

 

 

櫻麗
猫と紅茶があればご機嫌です

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