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ホストを辞めた男たち

「ホストを辞めたら、その後はどうなるのか?」

歌舞伎町に通う女性客だけでなく、現役ホストたちの間でもよく話題になるテーマです。月に数百万円を売り上げ、華やかな生活を送るホストたち。しかし、その世界に一生居続ける人はほとんどいません。

今回、歌舞伎町で約7年間ホストとして働き、最高月収300万円を経験した元ホストのAさん(34歳)に話を聞きました。

 

Aさんがホストを辞めたのは3年前。現在は都内の建設会社で働いています。

「最初は本当にきつかったです。ホスト時代は昼まで寝て、夜に出勤する生活だったので、朝6時起きに体がついていかなかったですね」

さらに苦しかったのは収入の変化でした。

「ホストのときは月に100万円以上稼ぐこともありました。でも今は手取りで25万円くらい。最初は正直、やってられないと思いました」

しかし意外にも、Aさんは「今の方が精神的には楽」と話します。

「売上が落ちたら終わりというプレッシャーがないんです。毎月ゼロから数字を追いかける生活は想像以上に消耗していました」

一方で、歌舞伎町を離れられない元ホストも少なくありません。
別の元ホストBさん(31歳)は引退後、一度は営業職へ転職しました。しかし半年で退職し、現在は再び夜職に戻っています。

「昼職の給料が安いというより、評価のされ方が違うんです。ホストは売上を出せばすぐ結果が返ってくる。でも普通の会社はそうじゃない」

歌舞伎町では「ホストを辞めても結局戻ってくる」という話をよく耳にします。その背景には収入だけでなく、承認欲求や成功体験も関係しているのかもしれません。

実際、今回取材した元ホストたちの進路はさまざまでした。建設業、営業職、飲食店経営、バー経営、動画配信者。中には結婚して家庭を築いた人もいます。

ただ共通していたのは、「ホスト時代は特別だった」という認識でした。

華やかなネオンの下で過ごした日々は、人生の一部として強烈な記憶に残り続けます。しかし、その記憶だけで生きていくことはできません。

歌舞伎町を抜けた元ホストたちは、それぞれの場所で新しい人生を始めています。ネオン街の外にも現実はあり、そしてその現実の中で、自分なりの居場所を探し続けているのです。

 

櫻麗
猫と紅茶があればご機嫌です

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