
ネタバレを避けるため、映画の具体的な内容については触れません。昨日から公開しています。
中島哲也監督の作品には、いつも「目を背けたくなる現実」や「人間の深層心理に潜む闇」を突きつけられるような印象があります。
今回の「時には懺悔を」も、重く、難しく、そして映画の題材にするには相当な勇気が必要なのではないかと思うようなテーマを扱っています。作品を観終えて私が感じたのは、人間のどうしようもない部分、いわゆる「人間臭さ」や「クズな部分」。それと同時に、そんな人間の一番底にある、「捨てきれない愛情」でした。
人間というのは、正しいことを言われたからといって、必ずしも正しく生きられるわけではありません。たとえば、道徳の教科書を読んでほしいような「愛情不足の子供」は、授業をさぼったり、先生の話を聞いていなかったりする。
「あおり運転が厳罰化されました」というニュースを見てほしい「あおり運転をする人」は、そもそもニュースなんて見ていなかったりする。
では、この映画は誰に観てほしい映画なのだろう。
そう考えたとき、私は答えを見つけることができませんでした。
ここまで書いてみて、答えが見つからない、という言葉が、この映画で私が感じたことだとふと思いました。
善悪だけでは説明できない感情があり、正論だけでは救えない人がいる。そして、どれだけ目を背けたくなるような人間の姿を見せられても、その奥には愛情や寂しさ、誰かを思う気持ちが残っている。
そんな、人間の複雑さを考えさせられる映画でした。
ここで話は少し変わりますが、この映画には、なんと我らガルエージェンシーが探偵監修として参加しています。映画の中にはガルの探偵があちらこちらに登場します。
ついガル目線で見てしまい、シリアスなシーンなのに仲間を見つけて思わず笑ってしまいました。ごめんなさい。
そしてエンドロール。「探偵監修 総合探偵社ガルエージェンシー」それに俳優さんたちの名前の中に、出演した探偵の名前が。
これは、探偵を生業としている者として、なかなか誇らしいものがあります。
探偵ファンの皆さんも、ガルエージェンシーファンの皆さんも、そして「探偵ファイル」を読んでくださっている皆さんも、ぜひ映画館へ足をお運びください!
映画を観終わったあと、「自分ならどうするのだろう」と考えてしまう。
そんな作品です。

なおさん
ガルエージェンシー本社経営者
ご依頼者様の悩みに寄り添い、一緒に怒り一緒に喜び一緒に解決に導きます。その先のハッピーエンドへ!
