広末涼子が逮捕された事件、衝撃でした。逮捕→家宅捜査→勾留に至る経緯が明らかになりつつあるので、広末の動きを時系列的に整理しておきましょう。
広末涼子 公式HPより https://www.rh-official.com
4月7日
静岡県掛川市の新東名高速道路上り車線、掛川PA近くの粟ケ岳トンネル内で追突事故、同乗していた男性が骨折。
5時間後
静岡県島田市の市立総合医療センターで女性看護師の左足を右足で複数回蹴り、手首上あたりを引っかいて軽傷を負わせた。
その日の深夜(8日0時20分)
看護師の要請で駆けつけた警察官に逮捕された。捜査は、「錯乱していて進められない」とも「暴れることなく応じてる」とも報道され、情報が錯綜している。
10日
静岡県警掛川署が「危険運転傷害」の疑いで広末の自宅を家宅捜査。
違法薬物などは見つからず。
16日
浜松西警察署から釈放
ここでふと、警察の異様な動きが気になります。広末の逮捕理由は「暴行」、それに対し家宅捜査理由は「危険運転傷害」。逮捕理由と家宅捜査理由は一致しているのが一般的。にもかかわらず、広末のケースでは異なる理由が挙げられています。しかも、家宅捜査の結果、違法薬物は「見つからなかった」とされています。
なぜ、「危険運転傷害」という理由で家宅捜査が行われたのでしょうか? ここを深掘りするために、広末の事故現場跡には「ブレーキ痕がなかった」という事実に着目し、深掘りしてみましょう。
「ブレーキ痕がない」ということは、広末が「ブレーキを踏むという行為をしていない」ことを表しています。つまり、何らかの理由で事故の直前に反応していない、あるいは反応できなかった可能性があるということです。どんな理由でしょうか? 考えられるのは・・・
1)心筋梗塞、脳卒中、てんかん発作など、突然の体調不良
2)パニック状態などの心理的要因による反応の遅れ
3)居眠り運転
4)自殺企図により意図的にブレーキをかけず突入
最も濃厚な理由はなんでしょう。私は、警察の動きからして、1)、3)はないと踏んでいます。2)の線は、自宅から「違法薬物が見つからなかった」ため、可能性が低い。残るは4)、つまり自殺企図です。
現在は釈放されけがをさせた被害者とは示談の方向で交渉中とのこと。
今後の広末の動向を見守りましょう。

女探偵 堺浄(さかい・きよら)
政治家を経て、生成AIやITを駆使し過去の事件を分析する女探偵に。社会科学領域の研究者(慶應義塾大学大学院を経てPh.Dr.)でもある。掘り下げたいテーマは、女性はなぜ政治の世界で「お飾り」になるのか、日本の「タテ社会」と「ムラ社会」は不変なのか、内部告発は組織の不条理に抵抗する最終手段なのか。