妻の22年間の大河不倫、「三人婚」という落としどころもあります。

22年間にわたる大河不倫が発覚し、損害賠償請求も1億1,000万円という破格の額になりました。この長期不倫について、裁判所はどのように評価するのでしょうか?
・1987年、XとYが結婚し、1993年に娘Zが生まれた。
・1998年、Xの妻Yは娘Zの習い事教室でAと知り合った。4年後の2002年秋、AがYに申し込んで不倫がスタートした。二人は、XとYの自宅や別荘でも不貞行為を実施した。
・2013年、Yが子宮頸がんの手術を受けて男女関係がなくなったが、二人は旅行や食事を継続した。
・2024年、Yが特殊詐欺被害に遭い、娘ZがYのスマホをチェックして、Aとの不倫が発覚した。
・娘Zから報告を受けたXは、Aを相手取り22年間もの長期不倫について1億1,000万円の損害賠償請求訴訟を提起した。
文学作品における不倫期間は『雪国』(川端康成)の島村と駒子が3年間、『失楽園』(渡辺淳一)の祥一郎と凛子が秋から秋の約1年間、『マディソン郡の橋』(R.J.ウォラー)のロバートとフランチェスカが4日間で、22年間は「不倫の銀婚式寸前」とすらいえる長さです。
・判決(要旨)「夫婦が離婚・別居に至らず家庭内が断絶状態にあるともいえない。AはXに慰謝料220万円を支払え」(2025年12月16日 東京地裁)。
長期不倫にもかかわらず慰謝料はわずか2%へと減額、しかし控訴はしていないので、Xはなぜか納得したようです。
妻Yにとっては、不倫より「三人婚」のほうが良かったかもしれません。三人婚=ポリアモリーは、夫婦にもう1人のパートナーを加えた状態をいいます。愛に寛容な先進国フランスでは、パリなどの都市部にポリアモリーのコミュニティがあり、最近は日本でも静かに認知が進んでポリアモリーのお茶会、読書会、勉強会が開催されています。
2025年放送のTBSドラマ『三人夫婦/全11話』ではポリアモリーがテーマとされ「楽しさは3倍、責任は3分の1」としていました。

日本は一夫一妻制ですから、三人婚は法律婚ではなく事実婚となります。法的権利は公正証書による財産管理・医療委任契約で補完します。妻YがNETFLIXで『三人夫婦』を視聴すれば、新しい愛の形に移行するかも知れません。
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探偵船引
「タフでなければ生きていけない、やさしくなければ生きていく資格がない」。探偵フィリップ・マーロウを敬愛しています。
