永野芽郁が田中圭と不倫していたと報じた文春砲は衝撃でした。永野はその前後に、韓流の俳優さんも自宅に招いていたとか。
Wikipediaより
永野といえば、放送中のドラマ「キャスター」(TBS)や来年の大河ドラマ「豊臣兄弟!」(NHK)などの超目玉作品に出演する売れっ子女優。真相かどうかに関係なく、「不倫」のイメージが一度つけば女優生命に致命的な打撃となります。
本人と事務所は「誤解を招く行動をしてしまった」と謝罪、不倫関係は否定していますが真偽は不明。
多くの著名人が不倫によって仕事や人気を失っているのを見ているはずなのに、人はなぜ「禁じられた関係」に走るのでしょうか? そう。不倫は、犠牲を背負ってでも突っ走ってしまうような「快感」の数々を生み出すんです。
なんと言っても、不倫は人の承認欲求を強烈に刺激します。要は、不倫相手から、「妻」を差し置いてでも「特別扱い」されることそのものが自己肯定感をもたらしてくれます。承認される快感は「ドーパミン」の放出となって表れ、さらには「バレるかも」というスリルも相まって、行き着くところは「快楽」の大量生産。
だけどね、これらの快楽作用が続くのは、せいぜい数分から数時間。とっても短期間なんですよ。どんなに「快楽」があろうと、その時間は限定的。そして、そのあとに襲ってくるのは「ストレス・ホルモン」、特に「コルチゾール」と言われる神経系物質は、慢性的にネガティブな感情を上昇させます。
例えば、罪悪感、不安感。脳は猛スピードで「コルチゾール」を分泌させ、心臓をギュッと締め付けます。当然、血流も滞り、免疫は徐々に破壊され、焦燥と不安がマグマのごとく噴出する・・・。対外的にも、家庭崩壊や慰謝料問題、家族や友人との信頼関係の喪失など、現実的な代償は計り知れません。だからこそ、溺れる前に、未来を考えたり、人生を顧みたり、大切な人々との絆を思い浮かべたりしてみてはいかがでしょう。
ただしそれでも「快楽」に生きる、という人はご自由に(その場合は、探偵の「追跡」も厳しめです)。

女探偵 堺浄(さかい・きよら)
政治家を経て、生成AIやITを駆使し過去の事件を分析する女探偵に。社会科学領域の研究者(慶應義塾大学大学院を経てPh.Dr.)でもある。掘り下げたいテーマは、女性はなぜ政治の世界で「お飾り」になるのか、日本の「タテ社会」と「ムラ社会」は不変なのか、内部告発は組織の不条理に抵抗する最終手段なのか。