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地方の活性化には順番がある

 田舎の活性化に関する前回の記事について、質問をいただいたので回答します。遅くなってすいません。10月から大学院の授業が始まりバタバタしてまして。。。

 活性化、とは2種類あるのではないかと思います。一つは次代に繋ぐいわゆる地域活性化、もう一つは今いる方が生きがいを持って幸せに暮らす活性化。
 文中の「住みたいと思う人」と「交流人口」はイコールではなく別の話なので、今岸先生が取り組まれているのは、後者の方なのではないかと読んでいて思いました。
 いくら交流人口が増えても、バトンを渡す次の世代が増えなければ、集落は終わりですから。
 私がこれまで接した範囲なのですが、ど田舎・・いわゆる限界集落やその予備軍の地域に住んでおられる方は、ここは自分たちの代で終わりだろう、と覚悟している部分はあるように思えます。
 そういった意味で、世間でいうところの地域活性化というより、地域で楽しく生きていくための処方箋を示しているのだろうな、と思いました。
 そういうのは人生を豊かにする上で、とても重要で、田舎に関する偏見をなくすことにもつながるのではないかな、と思いました。

 マックイーンさん、大事なご意見ありがとうございます!まさにご指摘の通りでして、地域の活性化のためには、まずそこに住んでいる人たちが地元での生きがいを持って幸せに暮らせるようにすることが必要と思っています。
 もちろん、それだけだといずれ地域の集落を閉じることになるかもしれません。でも、交流人口を増やす中で、その地域を気に入って移住してくれる人も増えるかもしれません。特に築上町は北九州市への通勤圏でもありますから。
 ただ、移住が増えるかは二段階めの話で、まずはそこに住んでいる人たちが生きがいを持って楽しく生活できる環境を実現するのが最優先です。それなしに、本当にその地域が好きになって移住してくれる人が増えるとは思えませんから。

 政府や自治体は人口減少を食い止めるのに熱心ですが、自治体の移住促進策はどこも、子供の医療費が高校生まで無料とか、移住したら給付金あげるとか、お金の話ばかり。そういった政策もある程度必要でしょうが、地域の魅力を高めないでお金ばかりで人を釣ろうとしたら、お金の切れ目が縁の切れ目になってしまいます。

 地域活性化の成功例が多いのはヨーロッパですが、成功しているところはどこも、“地元の文化と環境を再生して、人が来たい・住みたいと思う街を作る”というアプローチをやっています。個人的には、その日本型のモデルを築上町で作りたいと思っています。

 

 ちなみに、前回の記事に対して、当のわくわくガールズのお一人からレスをいただきました。探偵ファイルおそるべし。。。

先日は遠い所足を運んで頂き、ありがとうございました。
貴重な時間と、為になるお話しが聞けて、先生と話しが出来た事で、興奮と嬉しさで、帰られた後また話しが盛り上がりました。宿題を頂きましたので頑張ります。

 宮﨑さん、ありがとうございます。年内にまた必ず行きますので、それまでに宿題の無理難題への回答を用意してくださいね!

 ひょんな縁から築上町に伺い、私はわくわくガールズの皆さんからたくさんの気づきをいただけました。それへのご恩返しを必ずしますので、一緒に頑張りましょう!

 

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岸 博幸(きし ひろゆき)
慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授、RIZIN(格闘技団体)アドバイザー。専門分野は経営戦略、メディア/コンテンツ・ビジネス論、経済政策。元経産官僚、元総務大臣秘書官。元内閣官房参与。趣味はMMA、DT、VOLBEAT、NYK。

 

 

 

 

 

 

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