●更新日 10/10●
このエントリーをはてなブックマークに追加






ノーベル物理学賞と小保方晴子氏





STAP細胞の論文不正疑惑がとりざたされた小保方さんに対し早稲田大は7日の会見で、彼女の博士学位を取り消すと発表した。
1年以内程度での学位論文の再提出が認められているようだが、あのD論の惨状を見れば学識経験者なら誰でも修正・再提出は不可能と断じるはずだ。かなりのデータを取り直す必要があるし、その実験量でも1年では無理。しかし万難を排して修正D論を提出するのが小保方さん。では、その指導教官や論文審査は誰がするのか?たぶん事実上、停職明けの常田氏、療養中とやらの大和氏、そして今度こそ「まじめに」休職中のバカンティ氏と後2名の早稲田の教官が主たる審査をするのだろう。

森口

これを「D論のエア審査」と名づけよう。

その結果、彼女の学位は復活しそうだ。そういうことがなされないという保障を早稲田の総長は示されるべきだったが…。
私は思う。彼女の再提出D論は即時、ネットで公開され、期限を定めて「オープンピアレビュー」(公開審査)に晒されるべきだと。(匿名ではない)審査員の質問に防御できたとき、初めて学位を認めてあげればいい。でも今後、彼女を雇うところは幸福の科学大学(認可が下りればの話だが)ぐらいかな。大穴として早稲田も急浮上した感を持ったのは私くらいだろうか?

ところで7日の夜は2014年ノーベル物理学賞の日本人独占授賞が決まった。

ノーベル物理学賞受賞者

このおかげで、上記の報道は、ほぼ吹っ飛んだに等しい。早稲田と小保方さんは恐るべき悪運をお持ちのようだ。なお、9日の夜には早稲田出身作家の村上氏がノーベル文学賞を授賞する可能性があった。しかし授賞されず、早稲田の失地回復には繋がらなかった。よって早稲田の悪運は尽きた。しかし小保方さんの悪運は今後も尽きそうで尽きないだろう。

最後にSTAP問題は11月末から12月初旬で大きなヤマ場を迎えるが、それとは別に小保方さんが今年授賞されそうなものを下記に記す。

・ベストドレッサー賞:割烹着か「ありま〜す会見」の際の衣装。
・グッドデザイン賞:STAP細胞。
・流行語大賞:STAP細胞はありま〜す。コピペ。
これらを超えるものは現状では、ほぼ無いように思う秋晴れの日。



森口尚史(元 東京大学特任教授) 森口尚史


このエントリーをはてなブックマークに追加


関連ニュース
理研記者会見に向けて小保方さんに伝えたいこと
笹井氏の自殺と今後のSTAP細胞事件
STAP細胞騒動 〜香港チーム「再現成功」!?〜



探偵ファイルのTOPへ戻る