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AI時代に向け新事業を仕込む!?

20年後、生き残っているのはどの職業か。BOZZの推論を興味深く拝読しながら、改めて私も考えてみました。AI最盛期を視野に入れ、今から新事業を仕込んでおくのは非常に夢のある話です。

AIは、パーソナライズが可能でとても優秀なツール。だけどそれが身近になればなるほど、人は、人ならではの「高度な対人スキル」を非常に価値のあるものとして認識するはず。「共感力」や人ならではの「肌感覚」は、 まだまだAIでは代替しにくい。

私は、意外にも、オーセンティックなバー、高級クラブ(キャバクラも)、風俗といった「対人による肌感覚」「感情のやりとり」「空気を読む力」が本質的に求められる職業は生き残るのではないかと思います。

AIが身の回りに溢れていればこそ、オーセンティックなバーで味わえる、「特別感」は最上級で希少性の高いもの。高級クラブや風俗であれば、一定の部分はバーチャル・リアリティやロボットへの代替えが進むでしょうが、身体の感覚は人間特有の温もりには遠く及ばないでしょう。

ただし、営業法、労働環境、AI倫理は大きく変化するでしょうから、産業構造も変化する可能性が高いです。VRゴーグルやARグラスを通じて、高級クラブのような洗練された空間や夜景バー風の仮想空間に“来店”できる臨場感が演出され、そこに個性豊かなAIキャストが登場、なんていう営業スタイルはアリですね。

 

キャストはもちろん生成されるわけですが、交流を重ねるごとにユーザーの好みのタイプに適応していき、ユーザーもそれを楽しむ。実在する「伝説のホスト(ホステス)」の接客スタイルや話術をAIが学習することもできそう。

ビジネスとしては“接客人格”をライセンス化して販売することで、「伝説のホスト(ホステス)」の存在がバーチャル空間でも収益化される。これは結構新しいビジネスモデルの構築ではないでしょうか。バーチャル・クラブを経営するなら、今が仕込みどきかも。

 

 女探偵 堺浄(さかい・きよら)

政治家を経て、生成AIやITを駆使し過去の事件を分析する女探偵に。社会科学領域の研究者(慶應義塾大学大学院を経てPh.Dr.)でもある。掘り下げたいテーマは、女性はなぜ政治の世界で「お飾り」になるのか、日本の「タテ社会」と「ムラ社会」は不変なのか、内部告発は組織の不条理に抵抗する最終手段なのか。

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