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「簡単に稼げると思った」—若者が闇バイト実行犯になるまでの経緯を告白


闇バイトに関わった経験を持つA氏

すべての始まりは、Xに届いた一通のダイレクトメッセージ(DM)でした。

男性A氏は、そのDMを送ってきたアカウントについて「開設されたばかりという印象はあったが、特に変な部分はなかった」と振り返ります。最初の時点で強い警戒心はなく、「バイトの詳細が知りたい」という理由でやり取りを続けました。

その後、連絡はTelegramへと移行します。テキストでのやり取りに加え、通話での説明も行われました。相手の話し方や雰囲気に特別な違和感はなかったといいます。

説明された仕事内容は、「自宅に届く荷物を受け取り、それを別の人物に渡すだけ」というものでした。
さらに、「海外からの珍しい荷物を受け取るだけの難しいことはない簡単なバイト」という説明が加わります。この言葉によって、A氏は“楽に稼げる仕事”という印象を持ったといいます。

作業を進めるため、本人確認として身分証明書、公共料金の明細書、顔写真の提出が求められました。これらは一般的な手続きと大きく変わらない内容に見えたため、疑問を持つことはなかったといいます。

報酬については、荷物を取りに来る人物から手渡しで支払われると説明されていました。

こうしてA氏は、やり取りの流れの中で実際に荷物を受け取る段階へと進みます。自宅に届いたのは、新聞紙に包まれた小型の箱でした。中身についての説明は最後までありませんでしたが、「美容品などが入っているのではないか」と考えていたといいます。

受け渡しは自宅近くの公園で行われました。20~30代の男性が現れたと言います。A氏はTelegramで指示を出す人物と通話を続けながら待機し、現れた人物に荷物を手渡します。会話らしいやり取りはほとんどなかったといいます。

一連の流れの中で、A氏は「危ないかもしれない」と感じることはなかったと話します。当時については「精神的に少しおかしかった」と振り返っています。

しかし現在は、はっきりとこう語ります。
「簡単に稼げる高額なバイトは絶対にないと思います。DMをもらった時点で、誰かに相談するなど関わらないことが一番です」

A氏の経験は、特別なものではなく、日常の延長線上で起きた出来事でした。

 

 

櫻麗
猫と紅茶があればご機嫌です

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