――不法滞在してまで、日本に残りたい。
理由はどうあれ、昔も今も日本に不法滞在している外国人の後が絶えない。
それにつけ込み、おいしい汁をすすっている者も多く、つい先日も宇宙航空研課長が、14歳のタイ人女性をかくまい入管難民法違反の疑いで警視庁に逮捕された。
確かにある方法を用いれば容易に女が手に入り、なおかつ大金をも手にすることも可能だ。
国際新聞でよく見かける通信欄。まず文面に多少のコツはいるが“交際しませんか?”という旨を伝える募集広告を打つ。金額は名刺サイズで5000円~10000円。掲載期間は15日間。
すると思ったより多くの応募が集まる。
何故か?
理由は、ビザが切れるから。
そう、この方法は外国人との偽装結婚を応用した方法である。
募集してきた女性をそこら辺にある普通の喫茶店で面接を行う。ほとんどが集団面接だ。
自分が面接官なのでもちろん選び放題。
女性もビザが欲しいだけなので選ばれたら、すんなり面接官の指示に従う。
それで、カップル成立。それだけ。
結婚の条件として、女性は金を支払わなければならない。
闇金系コーディネーターによると相場はだいたい、
中国人女性 70万~100万
フィリピン人女性 100万~120万
ロシア人女性 100万円前後
といったところ。
金も入り、なおかつ女も手に入る。こんなにおいしい話はない。
しかし、さすがに入管の目は厳しく、書類提出の際には十分な注意を払わなければいけない。
特に初心者は、書類及び手続き関係を行政書士に頼んだほうが確実だ。
交際相手を見つけるのには、今がまさに旬。
理由は、3月になると日本人学校の卒業式があるから。
それまでは通学を理由に日本に滞在できていたわけだが、卒業してしまっては国に帰らざるを得ない。
3月中に結婚しないとビザも切れてしまう。
故に、ビザの期間を延ばそうと躍起になるのである。
ニーズがあるから、この方法が成立する。
活用するかしないかは、自己責任で。
探偵ファイル