スパイ日記でも何度も取り上げてきた、平成の治安維持法『人権擁護法案』。
我々は何度も
“まずは知ること”
と伝えてきた。
名前はいかつい”が、内容はいたってシンプル。
一言で言えば、
“人権擁護という名の人権侵害”。
しかも、利権がらみとしか思えないきっかけで立案されたほどの、あまりにも人間を小馬鹿にしたクソッタレ法案。
そう、この悪法を知ればひと目で誰もがおかしいと気付く代物なのだ。
確かに中には、現実味が無いのか、もはや諦めなのか、
あまり真剣にこの問題を捉えていない人もいたりする。
それはそれで、その人の人間性ゆえ仕方がないのだろうが、
もし本当に、それが実現することになってしまったら?
さる10月12日12時12分、鳥取県議会本会議において、“人権侵害救済推進及び手続に関する条例(以下、鳥取人権侵害救済条例)”が可決成立した。
施行されるのは来年6月。
この“鳥取人権侵害救済条例”。
聞こえはいいが、県民の人権を救済するどころか、逆に県民が自由に物が言えなくなり、新たな人権侵害、差別を生み出すような危険な内容を含んでいるもの。
例の“人権擁護法案”の鳥取県バージョンといえよう。
特別付録:5分でわかる鳥取人権侵害救済条例
そう、
こんなおかしなことが、現実に起こっているのだ。
この条例に対し、鳥取弁護士会は
「憲法違反の恐れがある」
と反対表明を出し、
日本弁護士連合会の梶山剛会長は
「一番の問題点は侵害行為の概念があいまいなこと。(加害者の)名前の公表などで二次侵害の恐れがある」
と条例そのものに疑問を投げかけている。
現在、日本全国各地において、同様の悪法を成立させようという動きが密かに進められている。
この条例が施行されてしまったら、一気にその流れが全国に広がっていく恐れもある。
既に可決してしまったが、潰すことは今からでも遅くはない。
施行される6月までに、我々は何をしたらよいのか。
真剣に考えないと、マジでヤバイ。
探偵ファイル