東京・秋葉原の電気街で“違法”と呼ばれている商品を販売している人たちに密着してみた。
まずはコレ！
ＣＳ放送がタダで観られるアレ
である。
現在は主にネットオークションや、大通りから1本入った見つけにくい場所で販売を行なっていたりする。
▲見た目は中古パソコンショップ
商品について店員に聞いてみた。
──すいません、この万能チューナーって在庫ありますか？
「うん！あるよ」
──いくらですか？
「今さぁ歳末特価だから、15000円でいいよ！」
──コレって何でも観ることが出来るんですよね？
「あぁ、アダルトチャンネルもちゃんと観れるよ！(笑)」
──アンテナとか要るんですか？
「ははは！アンテナは要らないよ。でもね、ケーブルＴＶが入ってる建物しかムリ」
──そうなんですか…。あのぉ、コレって違法じゃないんですかね？
「販売自体は全く違法じゃないんだ。ただ…」
──え？ただ…何ですか？
「うん…いや。それよりも買わないのかい？」
──いえ、欲しいんですけど何かヤバそうな気がして…あとでケーブルＴＶ会社が家に来たりとか。
「おう！そう言う時はな、実験・研究・解析用だって言えばいいよ！！」
──わかりました。また後で来ます。
「はいよ！」
本当に販売するだけなら違法ではないのか？
ケーブルＴＶ最大手の株式会社ジュピターテレコム（本社：東京都港区）に問い合わせてみた。
「これらの機器を販売する行為は、不正競争防止法に違反することが明らかであり、損害賠償の対象となります。
また、機器を購入し視聴した場合は、“不当に利益を得た”行為となり、視聴が発覚した場合には不正視聴期間相当額をご請求することとなります」
【結果】
店員さんのウソつき。
確かに夢のような商品であることには間違いないが、違法性があるということなら話は別。
しかし、店員の「ただ…」に続く言葉は何だったのか。
いずれにせよその言葉こそが、この商品のキモなのだろう。
ま、想像に容易いけど。
特捜班