安藤氏より突然、こんなミッションが。
「企業秘密とされるコーラを作ってみて下さい」
ご存知の方も多いようにコカ・コーラの原液の成分は、米国コカ・コーラ社の企業秘密となっている。
参ったな…。
そこで心のふるさと中華街へ行き、とりあえず買った材料がこれ。
左から、香料に使う粉末コーラ、ティーバックのプーアル茶、コーンシロップ、無糖ソーダ水、白い粉。
白い粉は、発売当初のコカ・コーラにはコカインが使用されていたといううわさ話があるためで、とりあえず粉砂糖で代用。
あくまでも雰囲気重視。
濃い目に出したプーアル茶にスプーン４杯のコーンシロップ、少量の粉砂糖を混ぜる。
それを無糖ソーダ水で割り、粉末コーラで匂いをつける。
プーアル茶とソーダ水の割合は４：６。
プーアル茶は脂肪分解作用や血行促進作用、血糖値を抑制する作用もある。
ヘルシー感で勝負と言いたいところだが
▲左プーアル茶コーラ 右コカ・コーラ
全く別のものに…。
さて、ところで、その企業秘密になっているコカ・コーラの原液は、一体どのような人達によって作られているのだろうか？
やはりコカ・コーラ社内でも、選ばれたエリート達が作っているのだろうか？
原液の製法に関しては知る術がなくとも、作っている人に関する情報であれば、何か知ることができるかも…
早速、日本コカ・コーラ株式会社に直接問い合わせてみると
「コカ・コーラの原液は大切な資産ですので、それを作っている人達に関する質問も、申し訳ありませんがお答えできる範囲ではありません」
どうすれば原液を作る人になれるのかはもちろん、
原液を作る人達の肩書きや、
原液を作る人に関する一切の質問にも答えることができないという。
…ちなみに初期のコカ・コーラにはコカインが使われていたといううわさ話については
「昔も今も同じ味で、コカインのような身体に害のある原料は使っておりません」
と完全否定。
※ちなみにWEB百科事典サイト・Wikipediaにおいてはコカイン使用が明記された状態になっているようだ。
コカ・コーラマニアがいそうなお店でも聞き込みを行うものの、
ここでも『コカ・コーラの原液』及び『作っている人』に関する情報を知っている人はいなかった。
これだけインターネットで情報がやり取りされる現代においても、コーラの原液に関する決定的な情報は、全く耳にすることがない。
コカ・コーラが誕生して１２０年、人々に愛飲され続けているその味は徹底的に、そして大切に守られていると言えそうだ。
愛はいつでもミステリー。
しかし、もし読者の方で、
こうすればコーラの味が出せる！
という情報をお持ちの方には、是非メールを頂きたい。
※私が作り、安藤氏に試飲してもらいたいと思います。
…ちなみに気になる（？）プーアル茶コーラは、メｯコールより美味しいと思うのだが…。
Li Kouji(リ・コウジ)写真