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いじめ撲滅シリーズ

滝川市のいじめ自殺をにもの申す にたくさんのメールをいただいた。
その中の一通を紹介する。


自分はいじめにあっていました。親にも相談しましたし、学校にも相談しました。しかし一度貼られたレッテルが容易に剥げる事は無く小学校と中学校合わせて9年間それは続きました。現在「うつ状態」で病院の診察を受けておりますが、その時の記憶を引きずっている部分もやはりあります。今回の事件ですが、自分のケースに似ているなと思い、また色々な事を考えました。そしてその後の対応についても。学校側は、「いじめによる自殺」と言う事で自分達の評価が下がる事を恐れていました。マスコミの対応は「学校が気付いていたら」の論調ですが、学校が把握していても、まさか「おたくのお子さんがいじめをしています。やめさせて下さい。」と校長や教育委員長がその人物の家に行くわけにも行きませんし、彼らも仕事外でそんな事をするほど暇ではないでしょう。行ったら行ったでそれこそマスコミが理由をつけて事件(と言う名の飯の種)にするだけでしょうから。それよりも、こういう事件が起こったのに学校や教育現場に対する批難はあっても、いじめた側の加害者の方を非難する意見や論調が全く無いのがどういうことなのだろうと思います。外傷が無い傷害事件、殺人事件なのに、匿名でも報道が行われない。人を殺しておいてそれでいて裁かれない上に、自殺しないにしても人間一人の人生を歪めておいて何の社会的ペナルティーも無い。故に「いじめられたくないからいじめる。」と言う構造が生まれているのではないでしょうか。社会に対して責任を問うのがマスコミの役目なら、本来は学校ではなくて加害者へ行くべきだと思う自分の意見は極論でしょうか。本来そういうことをすべきで無いかもしれませんが、もはや「いじめ」の問題を解決するにはその位の手段しか無い様に思います。礼さん。


いじめを無くすには色々な選択肢があると思う。
私が子供の頃、「第3の勢力」があった。いじめる側といじめられる側が第1と第2なら、それを阻止する勢力が第3だ。
自分事を話すのは気が引けるが、小3の時、身障者をいじめるクラスメートを公園に呼び出して投げ飛ばしたら滑り台に肩をぶつけて複雑骨折、一ヶ月入院させてしまったこともある。もちろん、自分のやったことを肯定する気はない。
今、そんな第3の勢力がいない。親が「他人のおせっかいを焼いているよりいい学校へ進学しなさい。」と教育している。学校の校長も、いじめがあったら自分の人事考課に響くので隠蔽に必死だ。
選択肢をひとつに絞るとしたら、第3の勢力を育てることこそがいじめの撲滅につながるのではないか。

もし、この記事を読んでいる読者の中で、第3の勢力になりたいけれど圧倒的に少数派でどうしようもないと諦めている人(学校・社会人問わず)がいたら勇気を持って私に連絡して欲しい。私は決してみのもんたのように視聴者の関心を煽るだけ煽って自らは何もしないということはない。

 


渡邉文男  メールはこちらまで 第3の勢力係

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