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中国が仕掛けてくる ~福島原発の処理水から連鎖が始まる


中国も本当は処理水がほぼ安全なことは分かっている。では、なぜ魚介類の全面禁輸を仕掛けてきたのか。
私は過去の記事の通り北京や上海、香港に経営者の友人や読者が多数いて、常々情報収集を行ってきた。
結論から先に言うと、中国はアメリカ共栄圏(G7など)の対抗軸としてロシア・インドなどのBRICs共栄圏で日本などに頼らずとも十分にやっていけると確信しているからだ。BRICsが強いのは何といってもその圧倒的な人口数。かたやG7はご存じの通りアメリカを除いてパッとしない。

なのに日本は現台湾体制を支持したり、中国国民の神経を大いに逆なでしている。中国は今後も日本政府に歩み寄ることは無いと見る。魚介類の禁輸から、他の分野に飛び火していくことは避けられないだろう。

日本政府もそれを見越して中国との関係を断つべく準備を進めている。私からすればあきれるほど愚策。被害を被る漁業関係者に全面的な保障など、1年で済むのか。

処理水の問題も賛否両論。海に希釈して流す今の方法を否定はしないが、他の方法は必ずある。埋立地を作って化学反応により希釈させて少しづつ蒸発させるなど、手間はかかるが
予算を掛ければ可能なはずだ。

日本人は処理水に寛容だが、他の周辺国は違う。この認識が甘過ぎる。




この量を見て近隣諸国からゾッとされるのは仕方が無い。
しかも、これだけでは終わらない。何十年、それ以上の処理水が流され続けると思うと、自国だけの解釈で済むはずは無い。例えは悪いが自宅の風呂のお湯に毎日、事故で発生したトリチウム水を入れられたら気分が良いだろうか?安全だと言われても。


 NEWSWEEK日本版


BOZZ

 

 

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