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「言い伝え」の真実


「眉に唾をつける」

騙されないように用心することのたとえ。狐に化かされないためには、眉に唾をつけると良いという俗言から、疑わしい物に騙されないために用心することをいう。例えば、「簡単に金儲けができるという話には、眉に唾をつけるようにしている」や、「彼の話はいつも眉に唾をつけて聞いているよ」などと使われる。
狐は眉毛の数を数えることで人に魔力をかけることができるため、数えさせないように眉を唾で固めるという俗説から広まった。

「大安は吉日」

これは解釈が難しい。先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口を六曜といい、大安は一番縁起が良い日とされている。しかし、六曜は中国から来た思想で仏教とは関係が無く、江戸時代に日本人がその文字から連想して、大安の安の字から一番良い日とした。(陰陽道など)
つまり文字を元に吉凶を決めた、根拠がない迷信と言える。
ただ、江戸時代からとはいえ日本で根付いた文化なので、全く否定は出来ない。

「猫が顔を洗うと雨になる」

猫は顔についた汚れや抜け毛を落とすために顔を洗う。この仕草を中国の商家が「客をおいでおいでしている」と見た。実際に猫がいる商家は繫盛したらしい。
その証に中国の唐の時代の書物『酉陽雑そ』に「猫が顔を洗って耳を過ぎれば、すなわち客至る」と書かれている。
雨が降る、は諸説があり、湿度が高くなると顔がベタつくため、が有力な説のようだ。

「松竹梅は縁起が良い」

松は四季を通じて葉が緑色をしていて、厳しい寒さでも色を変えない。このことを昔の人は「固く節操を守る」というシンボルにしていた。樹齢が長い=長寿も有名。
竹は成長力や強靭性、梅は春に先がけ、一番に花が咲く。
このめでたい取り合わせが松竹梅。正月、婚礼や祝い事に重宝される。
日本では古くから「神は樹木を伝わって降りてくる」と信じられていた。


第二弾もお楽しみに。


BOZZ

 

 

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