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櫛(クシ)を拾ってはいけない  ~災い編

好評につき第三弾。

今日は「災いが起こる」ものから。

櫛を拾ってはいけない

落ちている櫛を拾ってはいけないという言い伝えは、櫛が元来、神聖なものであり、魔よけの力があるものと考えられていたから。そのため、人にあげる、貸し借りする、拾うということを嫌がる人は、現代でも多くいる。また、櫛は「苦死」に通じるため、落ちている櫛を拾うことは「苦と死を拾う」ことにつながるという。語源は日本神話に登場する「イザナギノミコト」が櫛を使って真実を暴いたり、櫛を投げて追っ手から逃れたという逸話から、やがて櫛には身を守る不思議な力が宿っているため、粗末にはしていけないと考えられるようになった。
派生して、櫛を投げるのは夫婦縁切りの呪い(まじない)とされた。


寝言に答えてはいけない


寝言を言っている人のそばに霊がいて、その会話を妨げたとして霊に激怒され、黄泉の国に連れていかれるという諺。
または、寝言を言っている人は別の世界に行っているので、現世と寝言を言っている世界を混同してしまい、良くないことが起こるという。
実際に寝言に答えられると休息している脳が目覚めてしまう。


フトンの上に服をかけてはいけない


人が亡くなったら、先ず北枕に寝かせる。掛け布団の上に刃物を置き、故人の着物を上下逆さにかぶせる。
刃物や逆さ着物は死者に悪霊が取りつくのを防ぐため。
葬式において行われることを、生活で行うとよくないということ。


庭に椿を植えるとよくない


樹木は幸運を呼ぶ吉祥木と、不幸を招く忌み木がある。
吉祥木は松・南天など。忌み木はたくさんある。
椿は花が散る時、一瞬にして花全部が落ちる。これが人の首を連想させる。
お寺や墓地によく植えられていることにも関係がある。
同じ理由で、百日紅(さるすべり)と公孫樹(いちょう)もお寺などに多く植えられていたため、庭に植えると病人が出ると言って嫌われた。
桐も「これっきり」に通じ、桐は若いうちに伐採するので、家に植えると若死すると言われている。
藤も「不治」に通じ、花が垂れ下がるので家運も下がると言われる。
同じく柳も垂れ下がるので同様に嫌われる。





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