関係各所へ連絡して事情を聞いた。ズバリ、第一の原因は、いくら頑張っても裁判で勝てないことが分かったから名誉棄損の訴えを取り下げたとのこと。当時、ガーシーの事件が世間を賑わしていて、発信元(今回なら週刊文春)を訴えれば自分が勝てるんじゃないかと大きな錯覚をしたためだと言う。
松本さんは明らかに被害女性に対して性的なアプローチをしており、それ自体が違法なわけで名誉棄損を主張しても法的に真実の行為を打ち消せない。
誤解が多いのは、名誉棄損とは「本当に何も悪いことをしていない」場合に成立することが多い。
ガーシーのおかげで変な誤解が広まったが、ここで正しい軌道修正がなされた。ガーシーが行った脅迫とは根本的に違う。
そうでないと正しい報道をしたメディアが委縮し、悪を正せなくなってしまう。
今回の週刊文春の勝利はおかしなコンプライアンスに一石を投じたと思う。世論の勢いよりも法律そのものが勝った瞬間だ。
BOZZ