結局何も起きなかった漫画家のたつき諒さんが予言した7月5日の日本で起きる大災難説。こんなデマを散々煽って引っ張って再生数で稼いだ有名ユーチューバーたち。
もしも何か起きたら「そら見た事か!」何も起こらなかったら「災害に対する危機意識が高まったイイ経験になった」結果、大災難だったのはこんなデマで売り上げが減った航空会社に旅行会社だったってオチでした。
私はオッサン世代でこの地球滅亡ネタで一大センセーションを巻き起こしたノストラダムス世代なんです。読者の皆さんは覚えているでしょうか?
この大予言も信じる人が多くて一時、社会問題にもなりました。特に子供たちが怖がって「地球は滅ぶんだからもう勉強しても無駄」とか「怖くて夜眠れない」とかの相談が数多くあったそうです。
作者の五島勉氏は科学者からヒステリックな攻撃を受けたそうで大変な思いをしたみたいです。中には「腹を切れ!」と脅迫されたことも。で!この大予言ブームに拍車をかけるかの如く来たる1999年7月前に始まったこの大予言にまんま乗っかったある漫画が週刊少年マガジンで連載されました。その漫画の名前は「MMR」(連載は1990年から不定期連載)マガジンを読んでいた方はご存じで覚えていますよね?
隊長キバヤシを始めとした個性豊かな他のメンバーたちのリアクション
「な、なんだってー!!」懐かしい決めセリフです。漫画の内容はやれ大地震が起きて日本が滅亡するだの宇宙人による地球人の家畜化計画が始まるだの惑星グランクロスによって地球の磁場がどうたらこうたら…とにかく日本・地球は危ない危ないと連呼する漫画でした。そしてワクテカの1999年7月を迎えました。
何かが起きる!8月になりました。何か起きる?9月になりました。さすがに何か…2000年に突入しても結局何も起きなかったんですね。当然のように少年マガジンを発行している講談社に抗議の電話をしてくる読者がいたそうで応対した編集部員は何て言ったと思いますか?
「何も起きなくて良かったですね」
ええー!それだけー!!
あれだけ煽って煽って引っ張って引っ張ってこのオチでした。
皆さん、どんな情報も「精査」する事を心掛けましょう。
地球が確実に滅ぶのは確か10億年後です。太陽が徐々に膨張し出して地球は
飲み込まれてしまうのだそうです。その太陽も膨張を磁力線で抑えきれず
大爆発を起こしてしまいます。
人間は運命に抗えないです

探偵ネロ 漫画・アニメ・映画・都市伝説大好きオタク探偵