
皆さん、新潟県がとんでもないことになっています。これまで1000頭台で推移していた県内のクマの推定生息数が、2025年度の調査でなんと8747頭(中央値)と過去最多を叩き出しました。一気に何倍にも膨れ上がり、もはや県全体が巨大なクマ牧場状態です。
全国的に見ても熊害(ゆうがい)はシャレにならないレベルで深刻化しています。2015年には56人だった被害者が、2023年に219人、そして2025年には236人(うち死者13人)と、この10年で4倍以上に激増。山へ入るなんて、完全に命がけのサバイバルゲームと化しています。
そんな絶望的な状況を受け、妙高市が動き出しました。狩猟免許を持つ人を公務員として雇い入れるガバメントハンターを拡充する予定だそうです。
……いや、ちょっと待ってください。ここまでクマが爆増しているのに、ハンターを1人2人増やしたところで、焼け石に水な気がしませんか?
もちろん、人間の生活圏にクマが入り込んでしまった際、緊急狩猟として手早く駆除できるようになるため、決して意味がないわけではありません。しかし、相手は8000頭超えの大軍勢です。
この件に対して妙高市に「ガバメントハンターの拡充をするとのことだが、大体どれくらい採用する算段なのか」と問い合わせたところ、「すでに1名の採用が決まっており、7月から働いてもらう予定である」とのこと。
結局のところ、こんな局所的な対策ではどうにもならないでしょう。鳥獣保護管理法をスパッと改正し、無制限・通年狩猟を解禁しない限り、このクマ・パンデミックが根本的に解決することはないと思います。皆さんも、いつの間にか自宅の庭がクマのテリトリーになっていた……なんてことにならないよう、くれぐれもご注意ください。

探偵華盛頓
政局・政治・選挙ウォッチャーを10年近く務めています。
