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カナヤマン少女陵辱事件を振り返って

本事件は、何と言っても被害者の確保がたいへんだった。(詳しくは12月に刊行する本に記載)とにかく辛かった。尾行や張り込みで出した結果も、被害者の確保に失敗したら、すべてが水の泡。
「被害者の供述がなければ金山を逮捕に持ち込めない。」
この一点に全神経を集中して事に当たった。
しかし、被害者の少女達と人間関係を構築して警察署の橋渡しをしても、一人、また一人と脱落していった。この無念は生涯忘れない。


理由はいくつかあった。父親の癌、新しい彼氏、新しい進路、両親にうちあけられない(親の同意が得られない)等々。
同時期に一億円えっち男の被害女性達と会っていたこともあり、時間にも追われた。(こちらの事件は世田谷警察署が途中でサジを投げた)

ある子は
「このままほっておくと君の無修正の画像が永遠にこの世に出回るよ。」
「いいんです、親はいませんから。」
またある子は
「未来の旦那さまにこの画像を見られてもいいの?」
「整形しちゃえばわかんないでしょ?」

彼女たちの気持ちは痛いほど理解できた。数年前のことを蒸し返すな、と露骨に嫌がる女性もいた。一番痛かったのは、最初の告発者の行方がわからなくなったことだ。捜索して行方をつかんだものの、とても警察署で供述できるような環境ではなかった・・・。


女の子の聞き込みも30余人に達した。(画像は金山からのメール着信)


親告罪、もしくはそれに類似する犯罪。

猥褻行為の立件は非常に難しい。今回は、被害者の確保と証拠を積み重ねた末の、薄氷の逮捕劇だった。

 

渡邉文男


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