情報提供・ご意見ご感想などはこちらまで! 記事のご感想は一通一通ありがたく読ませて頂いております。

猫殺しディルレヴァンガー(松原 潤) ■ 戒名

まず、猫虐殺犯人、松原潤の報告から。
コーポの前を通りかかった人が、ベランダからモデルガンで鳩を狙撃している松原の姿を2度見ている。コーポ他階の住人と証言が一致。大きな音の出るモデルガンだった。
今年の4月に勤務先を退職。それからは部屋に引きこもる生活となった。
近隣の住民が今回の事件と別の日にコーポ側から猫の叫び声を聞いている。
犯人を知る人(大学の同級生・他)の証言として、いつもオドオドしており、対人恐怖症のようだ、話す時も人と目を合わせない、声が小さい、はや歩き、等々で風評が一致している。高校の同級生からも、目立たず、社交的とは程遠い性格だったとの証言を得る。

そして、事件の起きた5月6日深夜、同コーポの住人が猫の叫び声を聞いている。この方は刑事さんにも同じ証言をされた。
他に、川原で1年程前、布の様な物で首をきつく絞められて殺された野良猫を見た人がいた。近隣の会社Aに住みついていた猫が激減したとの証言も。しかし、これらは直接、犯人に結びつく証拠ではない。 先日、私達が見つけた三体の死骸を警察に差し出しても、司法解剖には至らない。松原潤は、明らかに殺した猫でさえも「逃がした」と否認していることからして、これらの状況証拠は全て無になるだろう。

警察に連行されたのは5月16日(木)の午前8時30分頃、約8名の警察官が家宅捜索に入る。押収品にはデスクトップのパソコンも含まれていた。
17日の昼間、母親らしき女性が干してあったふとんを取り込む。 翌18日はトラックが来ておおかたの荷物が運び出される。今でも若干の荷物は残っている模様。両日共に松原本人の姿は無かった。

以上、本件の報告を終わります。

後記。

今日は変なタイトルですいません。殺された猫のお葬式をやることになったんで。ちゃんとお坊さんも呼んで、四十九日と一緒にやります。(この件でのお問い合わせは勘弁してください。私達だけでやりますので)

猫の戒名はつけました。こげんたと言います。

丸2日間、4人がかりで必死で聞き込んだんですけど・・・・こげんたは捨て猫でした。飼い主を見つけて、器物損壊を適用させようと頑張ったんですけど。残念です。みなさん、期待させて本当にごめんなさい。
こげんたを見た人の話を総合すると、殺される一週間前から、犯人の家の前のごみ捨て場周辺で見かけるようになったそうです。川があると水に困りませんからね。捨てられた所が、死に場所になってしまったんです。元は飼い猫だったんで、人間に慣れていたのが、アダになりました。

私がこの事件で痛切に感じたこと。動物好きなら最後まで面倒を見て欲しい。将来、捨てる可能性のある人は猫や犬を飼わないで欲しい、ということです。こげんただけに限らず、たくさんの動物が同じ目に遭っています。捨てる、という行為は、虐待をする人間と同罪か、もしくは遥かに罪が重い。動物好きを自称するのならば、去勢をせずに放置したり、ましてや捨てるなどは言語道断です。

                 

ここから少し私の話。

小学校二年生の時、柴の雑種で、コロという犬を飼ってました。田舎だったので放し飼い。学校が終わる頃になると、2キロの道のりを歩いて学校まで迎えに来てくれる、賢い犬でした。
ある日突然、親に捨てられました。もう少しで夜逃げするので、犬が飼えなくなる、と聞かされました。電車で遠くの山に捨てたと。どこに捨てた、と食い下がりましたが、がんとして答えてくれませんでした。

それから一週間が経ちました。
引越しの日、小学校でみんなにお別れをして、いざ帰ろうという時です。門にコロがいたんです!長い旅でボロボロになって ・・・。しばらく抱き合ったままでした。涙が止まらなかった。コロはやさしい目で私を見つめていました。
帰ってから、一緒に連れて行ってくれと何度も頼みました。親は、しぶしぶ「分かった」と言い、引越しのトラックにコロを乗せてくれました。でも、それが最後だったんです。
うたた寝をして目を覚ましたら、コロはトラックにいませんでした。

旅立つフェリーの中で、私は声を殺して泣き続けました。
悔しかった。コロを守れなかったこと。

コロは、小学校の門の前で、私をずっと待っていたでしょう。
長く、遠い日のことです。

タイトルとURLをコピーしました