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鎌倉で下水を海に放流する現場を撮影した動画が流出!現状と海産物の安全性は

2016年4月、鎌倉市で下水管の破損事故が発生した。処理施設へ下水を送れなくなったため、消毒処理して海に放流してきた。その結果、周辺の海水浴場等で基準を大きく上回る大腸菌群が検出された。現在、仮設管の設置工事が進められている。

ところが、工事の過程で仮設管の一部に漏れが生じて、通水できなくなった。修理に必要な部品も足りず、工事は中断。現在も下水の放流が続いている。その現場を撮影した動画が、YouTubeに出回った。放流地点と周辺の様子が、動画には映っている。「部品不足のために下水放流継続中 危機感のない鎌倉市!」と撮影者は批判した。

鎌倉で下水を海に放流する現場を撮影した動画が流出!現状と海産物の安全性は

地元在住者のブログにも、現場を訪れて撮影した画像等が掲載されている。工事内容が雑であると批判し、技術的に見ても問題であることを指摘。仮設管の漏れにも言及して、「難しい配管ではないのに漏らすとは、工事業者かと言いたい」、「業者の能力とともに鎌倉市の事業者選定に問題があるといえる」と非難した。

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5月23日、鎌倉市の都市整備総務課に現状を尋ねた。仮設管の工事は、5月中の完了を目指しているという。漏れた箇所の修理に必要な部品を調達して、工事が進行中とのこと。上記のブログの内容は、把握していなかったそうだ。指摘されている事柄に関して、事実関係を確認するという。

地元の海産物の安全性を問う声もある。担当者によると、水質検査は毎日行われているが、下水放流地点の近辺は、依然として基準を大きく上回る大腸菌群が検出されているという。だが、漁業が行われているのは、検査によって安全な数値と判断された場所に限られていることを確認済みであるそうだ。

海産物に関しては、漁協が独自の検査を行っているという。検査結果は平常時と同じであり、問題はないという報告を受けているとのことだった。

その他の証拠画像は、こちら

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高橋 

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