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衣装ケースに閉じ込められた2歳男児死亡・・虐待の実情とは!?

奈良県生駒市で2歳の長男を衣装ケースに入れ死亡させたとして、父親が逮捕された事件。

決して逮捕された父親を擁護するわけではないが、2歳くらいの児童であれば、衣装ケースに入れられるのも遊びの延長だった可能性も考えられる。

自身の子育てでも、叱った時に子どもを軽くコツンと叩くと、「虐待オヤジ、虐待オヤジ」と笑いながら言われたりもした。とはいえ、子どもも本気で虐待されたと思っていないだろうし、私も虐待していたとは思っていない。

ただ、そこに危険な落とし穴があり、「これくらいは大丈夫」とエスカレートして強く頭を殴れば、もちろん死に至ることもあるのだ。


児童虐待の防止に関する法律には「児童虐待を発見した者は、速やかに児童相談所等に通報の義務がある」と書かれている。

虐待をうける児童の年齢は、ほとんどが6歳以下の小学校入学前の児童で、児童相談所が実際に調査に行っても、本人に「虐待されている」認識がない場合が多い。

性的虐待も同様で、思春期を迎える小学校高学年になって初めて自覚する児童が多いという。ただ、その年代になっても一緒にお風呂に入ることを強要されるなど、親は虐待と思っていないケースもある。


子を持つ親であれば誰でも虐待の加害者になる可能性がある。「しつけ」や「親子だからあたりまえ」と思って行っていたことを、児童相談所などからの指摘により、虐待だと自覚することが悲惨な虐待事件を防ぐ方法だと思う。

毎年、「児童虐待件数が過去最高」といった報道がされるが、実際は通報相談件数が多くなっているのだ。通報相談件数が毎年過去最高となることには、虐待死を防ぐ意味があると思う。


虐待を疑う事象があれば躊躇なく、
児童相談所全国共通ダイヤル 0570-064-000 まで。

 

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