桐島聡の身柄を確保　~指名手配犯は今

重要指名手配犯桐島聡の身柄が確保された。約50年「内田洋」という偽名で逃亡していたが「本名で死にたい」との思いから「自分は桐島聡だ」と名乗り入院先の病院で確保された。警察が発表している指名手配犯は約540人。その中でも重要指名手配犯としてポスターに載っているのが以下の指名手配犯だ。

桐島聡の顔もある。「八田與一」は記憶に新しい。警察は情報提供を求めて捜査をしているが未だ約540人の指名手配犯がそこら辺を闊歩している。

指名手配犯はどんな場所に潜伏するのか？匿っている人間がいるのか？実際に確保された指名手配犯から考察してみる。

・小池俊一

「おい、小池！」で日本一有名な指名手配犯。岡山県の雑居ビルに潜伏していたが搬送先の病院で死亡。同居女性は小池俊一とは知らずに交際。潜伏先の雑居ビルの近くに岡山県警本部がある。なかなか大胆な潜伏先だ。

・市橋達也

沖縄の孤島と大阪に潜伏していたのがリンゼイ・アン・ホーカーさんを殺害し逃亡した市橋達也。大阪市西成区が逃亡犯の潜伏先になることが多いのは日雇い労働で逃亡資金を稼ぐため。市橋も日雇い労働で金を貯め整形手術をしていた。しかし整形手術を受けた病院に通報され沖縄に逃げようとした大阪南港のフェリーターミナルで逮捕された。

・福田和子

全国を転々とし時効成立21日前に逮捕されたのが松山ホステス殺害事件の福田和子。時効直前にワイドショーが連日情報提供を呼びかけ逮捕に繋がった。福田は美容整形をし捜査を攪乱していた。

・平田信

「事件に区切りをつけたい」と出頭したのがオウム真理教の平田信。14年間大阪に潜伏しており元信者の女性が匿っていた。女性は偽名で整骨院に勤務しており平田は女性に生活の面倒を見てもらっていた。

逃亡犯の人相は老いや整形により変わる。警察や探偵は「面取り」と呼ばれる人相確認をするが面取りのプロの我々でもこのレベルの面取りは難しい。潜伏先は都会が多い。地方でよそ者は目立つので都会を選ぶ傾向が強い。大阪市西成区は潜伏先としては好条件だ。そして支援者。同居人は通報の危険もあるが養ってもらえれば自分は一切外に出ることなく潜伏できる。そういった逃亡犯の逮捕は困難を極めるだろう。