怒っているというより、人間がそう仕向けていると言ったほうが正解かも知れない。
蒸気機関が発明されて産業革命が起きてから、人間は物凄い勢いで地球を破壊し続けている。
川が氾濫して自分の家が水に浸かって、誰かのせいにして怒っている人々を見るにつけ、それは自分自身に言ったほうがいいといつも思う。
どうして異常気象になるのか。それは人間一人一人が快適な生活を追い求めているからで、温暖化にしろ何にしろ、他の誰の責任でもない。例えば中国のＰＭ２．５にしても中国で安いものを作らせてそれを好んで買うからだ。
もう、遅いのだ。今さらエアコンは消せない。
日本も新しく火力発電所を作ろうとしているし、世界の工場は今日も動くし、飛行機を飛ばさない国もほとんど無い。
「地球は大きいから少しくらいは平気」という大きな誤解から始まっている。
地球は小さい。自転車で簡単に一周できてしまうほど、小さい。
私たちは次世代にとんでもない置き土産をしながら、今よりもっと快適な環境を求めて逝く。地球を殺しながら。
川の近くに住む人々は、天罰を受け続ける。
ＢＯＺＺ