ロシアのモスクワ放送が発端で、先週日本でも伝えられたニュース。
「北朝鮮男性、頭髪は5センチまで」。
推奨されているのは「ハイ・ヘアスタイル」と呼ばれる角刈り。
▲朝鮮中央テレビで放送
将軍様の国では、男性は月に2度散髪し、長さを5cm以内に保たなくてはいけないそうだ。
見た目や衛生面だけの問題ではなく、
・長髪が膨大な栄養・酸素を消費し脳の機能を低下させる
・人と異なる髪型や衣服を好む者は愚かになり、国家崩壊に繋がる
と非難し、
「堕落した資本主義社会のライフスタイルを北朝鮮に浸透させようとする、敵の策謀に対抗するもの」
と説明する。
因みに非難されている髪型はコレ。
何とも馬鹿馬鹿しい話だが、一応、日本一の頭脳を誇る東京大学で髪型を調査する事に。
▲東京大学本郷キャンパスにて
東大生達の髪型は、至って普通(長髪)。
当然か。皆さんの周りにも角刈りの人は、そういないハズだ。
それに
髪の長さで脳の機能が低下したら、女性はどうなってしまうんだ?
月2回散髪する余裕があるなら、餓死者を出すなよ!
と思う。
しかし、こんな疑念も。
オシャレに敏感な若者が“ハイ・ヘアスタイル”だったら相当な愛国者。スパイの可能性が!
移動して再び調査。
▲東京朝鮮中高級学校にて
皆、今時の若者である。誰一人“ハイ・ヘアスタイル”ではない。
杞憂に終ったか。
と安心したその時、
金正男(金正日の長男)似の角刈り高校生発見!
意を決して近付き、質問する。
――角刈りですね。その髪型、ハイ・ヘアスタイルですか?
なにそれ? 角刈りじゃねえし。短いだけだよ!
――北朝鮮のスパイですか?
は? 学生だよ。
何人かに聞いたが、学生達は“ハイ・ヘアスタイル”の存在すら知らない様子だった。
民主主義国家・日本の学生には将軍様のご威光も届いていないのか…。
まさかこの状況を逆手にとって、送り込んでくるスパイは長髪なのでは?!
なんと紛らわしい事を!!!
猪狩