去る11月27日。
この日は午前9時より不発弾の処理が行われ、作業終了時(午後三時ごろの予定)まで、不発弾からおおむね半径三百メートル以内は立ち入り禁止となり 、地域内の住民(約1870世帯、3900人)や事業所関係者ら全員が地域外に避難しなければならなかった(同区立高砂中学校と高砂小学校に避難所を開設)。
交通規制も行われ、中川にかかる3つの橋も交通禁止に。
▲不発弾発見現場
<不発弾の詳細>
・第2次世界大戦時の米国製250キログラム爆弾(長さ1.2メートル、直径36センチ)
・民家の庭、深さ約5mの所で発見
▲立ち入り禁止区域の地図
赤点印:張り込んでみた場所(不発弾から約30m)
<行動開始>
6:15 駐車場にて車両張り込み開始
▲右の駐車場に待機。
不発弾は左のパイロン並びの奥に。
後に他の一般車輌は一斉に避難。
7:00 自衛隊・警察・消防署員・区役所員、そしてマスコミが続々と集合
警察による交通整理、そして避難誘導が始まる
アナウンス車による避難勧告が繰り返される
「こちらは葛飾区役所です。本日、不発弾の撤去を行ないます。午前9時までに避難してください」
爆弾処理班到着
アナウンス車による避難勧告が何度も何度も繰り返される。
穴を除く現場の人たち
周辺の人たちが一斉に避難をする中、車の中でじっと待機。
結局、誰にも気づかれず。
よし、とりあえず潜入成功。
しかし…、
8:50 自衛隊撤退
9:10 警察・消防署員撤退
え!?
9:35 ひと気が無くなる
この閑散とした状態が約1時間続く
てか、みんな行っちゃうの!?
もういまさら、のこのこ出て行けない。
実際、見えない力で自己監禁状態。
現場には1台の自衛隊車両と、爆弾処理員数名と我々のみ!
なんて状況。
ただ見たかっただけなのに、我々はとんでもないことをしでかしちまったんじゃないだろうか。
現場監督のオヤジさんの話
「爆発したら、爆破片で100m内の建物は全部やられるよ」
つづく…。
特捜班