８年ほど前から読まれている読者はご存知だと思うが、よく私とからんだり記事を書いてくれた「住職」こと小川くんが、自殺をしてしまった。以下、神戸新聞。
２９日、姫路市南山田の芝生広場で、福崎町職員、小川知男さん（４７）＝加西市在住＝が首をつった状態で亡くなっているのを通行人の男性が見つけた。小川さんは、かっぱの「ガジロウ」など妖怪像を生かしたまちおこしの仕掛け人として知られる。
私が撮影したガジロウ
姫路署によると、小川さんに目立った外傷はなく、近くに止められた車から家族へ向けたとみられる手紙が見つかった。同署は自殺とみて調べている。小川さんは、同町出身の民俗学者柳田国男の帰りを待つ設定のかっぱ「ガジロウ」を制作。２０１４年には、柳田の生家が移築された辻川山公園（同町西田原）の池に人形が置かれ、話題を呼んだ。その後も「妖怪ベンチ」などを考案した。
私は彼が自殺した原因のひとつを知っている。
それが大きな原因と言いたくはないが…。
住職と初めて会った日
彼は探偵になりたがっていた。脱サラして探偵社を経営すると決めていた。
下の娘さんは彼と一緒によくスパイ日記のイベントに参加してくれた。
３年前。彼と最後に会った日が忘れられない。芦屋駅のコーヒーショップだった。
彼は涙を流し、悔しがった。「ＢＯＺＺ、何度も相談に乗ってくれたのにすんません」と。
彼は諸事情により探偵の道をあきらめた。
探偵にさえなっていれば、別に原因があってどんなに悪い状況だったとしても、最低でも自殺はしなかったんじゃないか。
探偵になっていれば今と別の道を歩んだからだ。
うちの仲間だったら、皆が仲良く支え合ってくれていた筈…絶対。
合掌 BOZZ
住職が書いた記事の一部。
https://www.tanteifile.com/diary/2014/02/19_02/
https://www.tanteifile.com/diary/2014/04/01_02/
https://www.tanteifile.com/diary/2014/08/15_01/