バンクシー？　の壁画発見！

 

探偵の必需品として地図がある。報告書を作成する際や、調査中にも地図は不可欠な存在である。

調査の準備でグーグルマップを見ていた時、こんな表記を発見した。

 

場所は、茨城県高萩市の高浜海岸。

バンクシーといえば、イギリスを中心に活動しゲリラ的に作品を制作する謎の覆面アーティストだが、特徴として

・制作しているところを人に見せない
・人前には一切姿を見せない
・本人を知る人は、ごく少数の彼の友人のみ
・社会風刺の作品が多い

などが挙げられる。

記憶に新しいところだと２０１８年１０月５日、ロンドンのオークションハウス「サザビーズ」で、「風船と少女」というバンクシーの作新が落札された瞬間、バンクシーにより額縁に仕込まれたシュレッターで下半分が裁断されてしまった事件がある。

この作品は事前の予想を大きく上回り約１億５５００万円で落札されたが、落札者は納得して購入している。

因みにこの作品は再度「サザビーズ」に出品された際、「風船と少女」という題名から「愛はゴミ箱の中に」という題名に変わり、予想価格約６億円～９億円を大きく上回り約２８億８０００万円で落札された。

話を戻し、さっそく現場に行ってみた。

 

防波堤から海岸に降りる階段の左手に、バンクシー？の壁画「風船と少女」があった。

 

 

海岸を散歩中の地元の人に聞いてみたところ、２０１９年の初め頃からあったとのこと。はじめは風船の紐もあったが、風化で消えてしまったそう。最初は、少女ももっとはっきり描かれていたそうだ。発見当時は新聞等でさわがれ見に来る人も結構いたそうだが、最近はたまに見かける程度だそうだ。
２０２１年の４月ごろに撮影された画像を入手したが、海岸ということもあり風化が進んでいるようであった。

（２０２１年４月ごろ撮影）

 

はたして本物か、偽物か。