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被害額7千万円 ~国際ロマンス詐欺の被害者と会う

本件の狙いは被害者の弱みに付け込んで150万円の依頼料をふんだくった悪徳弁護士だが、今日は発端となった国際ロマンス詐欺の解説から始める。
昨日相談に来た初老の依頼者。「もうお金が無いんです。はい、1年かけて7000万円を彼女に振り込みました。最後に残していたお金もA弁護士に騙され、すっからかんです。」


台湾に住む女らしい。本人曰く日本と台湾のハーフ。
名前は被害者ごとに違うと思うのであえて書かない。

最初はフェイスブックの友達申請から。思わずクリックしてしまった読者も多いと思う。
被害者もここから蟻地獄で、FXの会社を紹介されてまんまと7000万円やられる。
今回の国際ロマンス詐欺の手口は

・しばらくは恋人感覚で接してくる。被害者は会いたい気持ちが募る。
・仕掛けてきた女に問題が発生
・でも、被害者に1円も無心してこない。被害者は女を全面的に信用してしまう。
・しばらくして「叔母」がFXのマネジメント会社で儲かっていることを被害者に告げる。
・私もやってみたらこんなに儲かった。
・たくさんの「証拠」を見せられ、被害者も投資してみようかなという気にさせる。
・結果、7000万円が1億8000万円になる。(スマホの画面上)
・被害者は十分儲かったと思い精算を申し出ると、女と共に会社もドロン。

形は違えど大体似たようなシステムだ。もうすぐ女と会えるかもしれないという心理を巧みについてくる。

「この女に騙された」「この女を知っている」という方がいたらご連絡を。
もっとも、振込先はアメリカから全世界に渡っているので台湾の可能性は少ない。
被害者の依頼はこの女ではなく弱みに付け込んできたA弁護士を糾弾すること。私としては女詐欺師を追いかけたいが依頼内容を遵守するのが探偵業なので、そのように動く。



BOZZ

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