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中小企業の窮状は必然 ~小型船でも勝てる?


昨年の倒産件数が9000件になり今年は1万件を超える。倒産の増加率が過去30年で最も高くなった。結論から先に言うと政府や一部大企業の印象操作でインフレになると思われがちだが、裾野まで好景気にならなければ到底無理な話だ。

大企業は溜め込んだ内部留保を放出して好景気を演出できるが、中小企業はそれが出来ないどころか人材も確保できない。建設関係を中心に想像を超える悪循環が続く。

統計の取り方も歪で不正確だ。1人社主の倒産が含まれていない。起業と言うのはほとんどの場合、1人+家族である。ところが税の申告する前に起業僅か1~2年で倒産してしまうのに統計にはほとんど含まれない。利益が出なけば申告するというステップに進めないからだ。

「これから好景気になるから」という甘い言葉で安易に独立してしまうと、高い確率で痛い思いをしてしまう。これから無くなる業種に入っているかどうかは自ら厳しくチェックすべきだろう。

特に飲食業は注意が必要だ。飽きられるという要素が強い業種での起業は、例え好景気であっても脆い業種。フランチャイズなどで安易に飛びつかないほうが賢明だ。
その他、同一業種に大きな天敵(超大企業)がある場合は、いつか一掃される覚悟で。

「じゃあ金融商品で飯を食ってやる」いう人も多いだろう。新NISAという政府や証券会社の甘言に乗って虎の子を巻き上げられないよう強く注意して欲しい。再三言っているように、金融商品は最初に1億円を元手にできなければ負ける確率が物凄く高い。例えばSBIが大きく儲かっているのは何故か、少し考えれば誰でも分かるだろう。胴元か子か。弱小の素人が胴元に勝てるはずが無い。
いくら成功者の話を聞いても無駄だ。私からすれば株やFXの予測で飯を食ってる輩は詐欺師に近い。昔、競馬場のそばにいた予想屋みたいな(笑)


今は勤めている会社が潰れることがあっても、すぐに転職出来るし失業保険がもらえる。
それがいつまで続くのか。永遠ではあり得ないし、会社を辞めるたびに自分のステージが下がり続ける。テレビやYouTubeで転職の宣伝がこんなに多いのか、推して知るべきだろう。
今の会社の業績をあげてやろう、そして起業に繋げようという気概を持とう。
成功体験が無い人に、文字通り成功は無い。逃げて逃げて勝てる人を私が起業して40年、見たことが無い。

 

BOZZ

 

 

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