拝啓 BOZZ殿。不肖わたくしめは長年の飲酒方から肝硬変を患い、昨年８月７日についに仮死、４日経って親戚に発見される事態に陥っておりました。
ある日、急に酒に酔わなくなりました。肝機能が停止してアルコールを分解しなくなったそうで、急性アルコール中毒みたいに飲酒すると突然倒れるようになりました。それがしばらく続き、最後は仮死したのです。９７→６０まで体重が落ち、歩けなくなっておりましたが、飲酒は続けました。不徳の致すところです。９ヶ月に及ぶ入院後、回復の見込みなく放院、自宅療養生活をしております。ヤギチェロ・マストロヤンニ
「急にやめると震え・発汗・不眠・幻覚などの離脱症状が出る」
このせいでヤギチェロさんのような人が多いですね。４日間の仮死って凄い。親戚の発見があと１～２日遅れたら死んでましたね。
十数年前、ママチャリで沖縄一周した時などよく手伝ってくれた読者がいました。ポール君と聞けば古い読者ならご存知の方も多いかと。
彼は雑貨店をやっていたんですが儲からず、閉店した矢先でした。
私がある企画で沖縄に行くので取材費を送金しました。５万円でした。
一週間後、彼の友人からポール君が死んだと連絡が。死因はアルコール中毒。亡くなった部屋は酒瓶が散乱していたそうです。私が渡した取材費、全部飲んだんです。
本人は死ぬつもりは無かった。私の来訪を毎日楽しみにしていました。
『ある日突然、死んでしまう』
覚醒剤の中毒死はデータが無いのではっきりとしたことは分かりませんが、アルコール中毒死のほうが断然多い。
それも人生です。どんなに立派な功績を残して死んでも、そうでない人も、死ねばみな一緒です。天国も地獄も無いので。
ただし、お酒を飲まないと生活が一変します。アルコールは快楽ホルモンが出るので依存症の人が頼ってしまいがちですが、アルコールを止めれば違う快楽ホルモンを体や脳が求めます。まぁ、釈迦に説法ですが。
こんな記事をシラフで書いているBOZZ
仮死
