みなさん、最近夜遅くまで遊んでいますか?
今回は、夜の街からまた一つ足が消えてしまうという、ちょっと寂しいニュースをお届けします。
なんと、東京都交通局が3月末をもって、現在運行している深夜バス全6路線を休止するとのことです。直接的な原因は深刻な「運転士不足」。交通局も精力的に募集をかけているみたいですが、残念ながら全く定員を満たせていないのが実情のようです。

そもそも深夜バス自体、コロナ禍をきっかけに大きく数を減らしましたよね。
実は東京都、過去にちょっと攻めたチャレンジをしていたのを覚えていますか?2013年12月から、金曜深夜の渋谷〜六本木間で、深夜1時から5時台にバスを走らせたことがあったんです。でも結果は……乗客があまりにも少なすぎて、1年も経たずにあっさり終了。当時から深夜の移動ニーズって意外とシビアだったんです。
そこに追い打ちをかけたのが、コロナ禍によるナイトエコノミーへの締め付けや、若者の「夜のお店離れ」ではないでしょうか。冷静に考えれば、純粋な仕事帰りなら終電や終バスにギリギリ間に合いますからね。
現在、深夜の街に繰り出しているのは、タクシー代をポンと払って行き来できるような層がメインなのかもしれません。安価な公共交通機関を頼りに夜遊びをする「ライト層」は、すっかり夜の街から姿を消してしまったのでしょう。
この件について東京都交通局に「深夜バスにそこまで需要があるように思えないので、これを機に廃止にしてしまってもいいのではないか」と問い合わせたところ、「休止という表現を用いているが、再開予定は全くなく、このまま再開しない可能性が高い」とのこと。
運転士不足と、人々の夜遊びスタイルの変化。深夜バスの休止は、そんな時代の移り変わりを象徴しているのかもしれませんね。

探偵華盛頓
政局・政治・選挙ウォッチャーを10年近く務めています。
