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とんでもない男   ~女スパイ囮捜査

昨日の続き

私は囮捜査でターゲットの実態を掴む戦略を取った。
一見、高校生にしか見えないが実は女子大生のスパイを使い、アダルトサイトに接触させた。
「お金が欲しい」
たったそれだけのフレーズで、ハイエナのように男達は群がってくる。
案の定、サイト管理者がすぐにハメ撮り野郎を紹介してきた。
まさに一蓮托生。地下人脈の広がりを感じさせる。

ターゲットとの接触に成功した女スパイからの情報で、さらに驚くべき事実が判明した。
ハメ撮り野郎は、自前のアダルトサイトを運営していた!
26人の女性(未成年者多数を含む)の画像や動画を販売しているサイトだ。
その中にも、今回の相談者の画像があった。(このサイトは後日公開)
3000円を支払えばダウンロードできる仕組みで、カード決済の実績を調べたところ、かなりの会員数を有していた。


私が目線処理を施した。実際は顔が丸見えだ。


以下がハメ撮り男の実態だ。

 

年の頃は50歳を越えた辺り。小奇麗なスーツに身を包み、朝早くに家を出るその男は、某プロダクションで精力的に仕事をこなす日々を送っていた。

経歴を調べてみると早稲田大学で政治学を学び、同大学の大学院まで出ている。

卒業後は大手出版社で働き、その後、準備会社として有限会社を設立し、1年で独立し社長に就任。
株式会社に改組して、マルチメディア総合ソフトメーカーとして急成長させたやり手の経営者だった。
それだけではなく、数年前に同社を大手ベンチャーキャピタルに売却し、売却先の出身者と共に、再び会社を設立して、会長兼最高経営責任者(CEO)に就任している、いわば、人生の勝ち組とも言えるような輝かしい経歴の持ち主であることが判明した。

次回、この男がどのような手法を用いて女の子をたぶらかし、ハメ撮りを行っていたのか、その詳細をレポートする。


つづく

 

渡邉文男  特捜班

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