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問題あり!アメリカのGPS活用

GPS機能を活用した監視は、プライバシー保護の問題もあり賛否両論。そのような風土の日本ですが、アメリカでは国益に応じて活用する準備が整いつつあります。

昨年末に米グーグルは非営利団体スカイトゥルースと国際海洋保護団体オセアナとともに違法操業する漁船を視覚化・追跡・共有できるツールの開発を発表しました。下図は船舶識別装置が発する電波と海図を組み合わせた動的デジタル地図です。この地図による監視は、密猟による年間損失額が235億ドルに及ぶ現状を踏まえると、正しい方向性のように思います。


https://www.youtube.com/watch?v=fn2JXmCUo30

興味深いのは米スカイトゥルース。昨年三月のマレーシア航空370便の失踪事件にも独自で追跡の試みをしていますが、資金不足とテクノロジーの問題で十分な結論が得られませんでした。

NASAは衛星画像取得のため衛星操作をしなかったとホームページで主張しています。この飛行機には米半導体メーカー・フリースケール社20人のエンジニアが乗っていたにもかかわらずです。

然るべき場所とタイミングの衛星写真がないことに奇妙を感じませんか?さらに追及しておくと、この事故が起きた4日後にフリースケール社の特許が米特許局で承認されました。

現在、この特許独占者は

ジェイコブ・ロスチャイルド

です。

今後、スカイトゥルースはグーグルと組むことでビッグデータを補うことが可能になりますが、これまでのような独自性の喪失を心配します。グーグルの真の狙いも気になるところです。

出典
http://skytruth.org/mapping-global-fishing/

 

松本企業博士

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