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覆面調査員は儲かるのか?

都市伝説的にその存在をほのめかされる謎のバイト、飲食店の覆面調査員を体験してきたので、いったいどんな仕事なのかをご報告したい。

覆面調査員とはいえ、写真のようにラフな格好でOK。悪目立ちしないことが重要だ。
登録している派遣元から「ここ行って」というリストと、マニュアルが送られてくるので熟読。
マニュアルはけっこう分厚くって、小冊子ぐらいある。かなり細かく行動が指定されているのだ。
まず、カップルもしくは男2人組で行くことが条件。1人で居酒屋は怪しまれるからかな。


※調査に入ったお店がわからないよう、ぼかしております。

お店に着くなり撮影。
店舗外観はもとより、頼んだメニューやレシートも逐一、写真に撮る必要がある。

注文するメニューもほとんど決まっている。たとえば生ビール。頼んでから運ばれてくるまでの提供時間を測っておき、届いたら届いたで、真横からのショットと斜め上からのショット、2枚撮ることを要求される。グラビアアイドル並の扱いで、泡の状態を確認する。
その後、熱いものとか季節のオススメを頼み、心遣いの言葉をかけてくれるかチェックするってわけ。

注文すべきメニューを全てこなし、滞在2時間弱でそそくさと退店。
退店したらすぐさまネット上からレポートを提出しなければならない。接客してくれた店員さんの態度、レジを担当した店員の態度からはじまって、料理のおいしさやトイレの清潔さなど微にいり細にいり記述していく。店側を一方的にけなすようなコメントはNGで、書き方もコツがいる。執筆に慣れてる人間にとっては淡々とこなせる作業だけど、そうでないと面倒くさいかも。

以上のような過程をへて、報酬は


「飲食代+お小遣い(500円とか)」程度。


つまり、タダでご飯が食べられるってだけで、儲かるわけじゃない!
「食べ歩きが趣味だし、食べログに書きこむのも好き!」なんて人にはオススメかも。

 

松澤

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