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鳥インフルエンザの脅威と意識

WHOの研究者等から報告
鳥インフルエンザは世界的な流行病となり、最大700万人に死をもたらしかねないと警告。
1918-1919年のスペイン風邪では世界で最大4000万人が死亡したと推定。予兆として、家畜の豚の大量の呼吸器病が流行しており、これが、人に感染発病したとされている。
つまり、家畜の大量死=人への流行病の予兆とみる研究者もいる。



10/25のNIKKEI NETニュースより
世界的な大流行が懸念される鳥インフルエンザへの対応策を約40カ国の閣僚らが協議する国際会議が24日、オタワで2日間の日程で開幕した。議長を務めるドサンジ・カナダ保健相は開幕のあいさつで、鳥インフルエンザを「世界的な脅威だ」と指摘。国際社会が一致して取り組まねばならない緊急課題だと警告した。
 アジアから欧州にまで感染が広がった鳥インフルエンザについて、この規模の閣僚会議が開催されるのは初めて。日本からは藤井基之・厚生労働政務官が出席した。
 会議では、(1)病気の発生に関する国際的な早期警報網の整備(2)ワクチン、抗ウイルス薬の開発(3)発展途上国の対策支援――などを中心に議論する。途上国支援では、メキシコ政府が先進国に対して、製造したワクチン、抗ウイルス薬の10%を貧しい途上国に配布するため備蓄するよう提案する見通しだ。
 鳥インフルエンザのウイルスが突然変異し、人から人へ感染する力を持つようになると、世界中で500万―1億5000万人の死者が出る恐れがあるとみられている。



参考引用
1997年暮れから、1998年はじめに全世界の注目をあびた香港の新型ウイルス-A/Hong Kong/156/97(H5N1)-は鶏の家禽ペスト型ウイルスであることが、遺伝子解析から判明した。
サイエンスの1998年1月16日号(サイエンスの許可を得た)によると、8分節の RNA全てが鳥型インフルエンザに近いものであった。このレポートのなかで、中国南部農家の人は1-38 %の割合でH4-H13に対する抗体を保有していることがふれられている。H5に対する抗体も7%の人が保有していた。鳥しか持たない亜型ウイルスの抗体を人が保有していたことは、鳥ウイルスが直接ヒトに感染する可能性を示唆している。
 この地域は、アヒル、豚、人が共生している地域であり、鳥ウイルスが豚を通過した後、人に感染するようになった可能性もある。感染することと、病気になることは別な問題である。香港新型ウイルスで18名の患者のうち6名が死亡しているが、家禽ペスト型のHAであったから、このウイルスのヒトに対する病原性が強いとの判断するのは早計である。スペイン風邪には家禽ペスト形HA配列がなくても多くの人が死亡している。また家禽ペスト型のウイルスであっても水禽には起病性ない。病原性のウイルス側と宿主側の因子はいまだに不明である。


 

君島ファームの周辺地域には、鳥インフルエンザの陽性反応が出た農場が複数あり、近隣のイセ食品の養鶏場はもぬけの空になっている。


以上のことを踏まえて、


イセ食品の話

――何羽処分されたんですか?
○万羽です。

――飼育舎は今どうなってるんですか?
今は監視下におかれています。

――でも、いなくなった鶏はまた育てなおしですね。
純正の種を育てて、3ヶ月したらまた監視調査されるので、安全面は大丈夫です。



殺処分が行われる前の君島ファームの話

――鳥インフルで少しお伺いしたいことがあるんですが?
いや、マスコミには一切答えられないです。

――ちなみに、もう鶏は処分されたんですか?
いやまだです。殺処分は明日からです。

――今、消毒は始まってるんですか?
はい。

――財産である鶏が処分されて、その保証は何かあるんですか?
わかりません。でも、自衛のために入っている保険がありますから、それに、国からも何かあると思ってます。


 

養鶏場の方々も、とんだ被害に見舞われているとだろうが、それは別にしても、やはり言葉の端々からも、感染管理がしっかりして無い様子が聞いて取れた。

国は早急に対策を練らねば、いずれ取り返しの付かないことになるのは容易に想像できる。

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