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滋賀県知事選の陰に

「報道特集」の特別企画「韓国・盧武鉉大統領 本音で直接対話」。TBSがこのような番組を企画したという時点で、既に番組の方向性は見えてしまったようなものだが、まさにその通りの内容になっている。親韓左派の筑紫哲也が司会を務め、韓国といえば定番の、スマップの草なぎ剛も出演している。そこにVTRで出演したのがBSCの井上良夫だった。


この番組の詳細はTBSのHPでも見られるが、井上のVTRに対する盧の反応については、TBSのHPにはほとんど記されていない。その詳細はBSCのHPで確認できるのだが、そこに記されている内容が実際に盧の話したことを正確に文字にしたものであるとすれば、ここで盧が辻褄の合わない話をしていることに気づく。


盧は「井上先生は、とても記憶に長く残っており、今もお会いしたい方です」と述べ、井上からヨットを習った経験について語る。ところが、その直後に「昨日の午後、少しの間だけ、お会いしましたが、もう一度招聘したいと思います」と述べたと、BSCのHPにある。昨日会ったばかりの人物に、「とても記憶に長く残っており、今もお会いしたい方です」などと言うだろうか。


井上のVTRでの出演に盧が感激する場面を感動的に演出する予定だったのだろうが、盧は井上に前日に会ったことをうっかり口にしてしまったのだろう。そして、TBSはこの発言を不都合と考え、HPに掲載しなかったのではないか。番組放映時はこの発言も流れてしまい、BSCのHPではそれを忠実に文字に起こしたということだろう。それどころか、BSCのHPの記述では、前日だけでなく、番組と同日の6月8日にも、井上は迎賓館で行われた同胞懇談会に招待され、盧と会っている。この二日間で二度も会える時間の余裕があったにもかかわらず、番組では「VTRを通しての感動の再会」なのである。


ちなみに、井上と盧の関係についての部分以外の放映内容を見てみると、いつもながらあまりにも左に大きく傾いたものになっている。しかも、何の脈絡もなく「キムチはSARSに効くと思いますか」という質問がアナウンサーから出て、それに対して盧が「私はキムチをたくさん食べておりまして、まだSARSにはかかっておりません。また、引き続きキムチがよく売れることを望んでおります」などと答えている。


番組の最後には、草なぎが再び登場して、来場者にアンケートをとる。「日韓関係はより良い方向に向かっていると思う方、スイッチを押して下さい」と言うと、100人中98人がスイッチを押し、めでたしめでたしとなる。さすがに100人全員に押させるのは不自然と思って、98人という数字になったのだろうか。


TBSお得意のヤラセと捏造が満載の、すばらし過ぎる番組内容である。

 

タカハシ

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